飲む人々
飲む人々、それは日々日々増殖している。
歩きながら、そして電車の中でも・・・。
そうそれは・・・「スタバ」(概ねコーヒーショップ購入品)を飲む人々。
朝の通勤電車の中で、飲む人々に遭遇すると思うのだ。
こぼさない?自分の服にこぼしちゃったら、この後一日テンション下がるでしょ。ましてや電車が揺れた瞬間に、人にかけたりしたらどうするの?
目的地に着くまで我慢できないの??今すぐ飲みたいんだね・・・。
水じゃなくて?
電車で飲み食いするのは子供の専売特許と思っていた。ご機嫌維持のエサとして。
喉がいがらっぽいおばちゃんは、こっそり飴ちゃん舐めるのよ。
仕事に疲れたおじさんは、ハンカチにくるんでビールをこっそり飲むのです。
そう!!「スタバ」それはこっそりしなくてもよいのです。
堂々と手にもって、飲んでいいのです。
電車に乗っている人々の大半が、スマホを見つめる景色に慣れたこの頃。
その景色に飲む人々が加わった。
堂々と飲めるって凄いよね。今や「スタバ」に行くって目的だもんね。
その勢いに守られて、堂々と飲む。
最寄りの駅の名もなきコーヒーショップが「スタバ」に変わった。
パスタがあったり、おばちゃん、おじさんがダラダラ集う、中途半端な駅の、中途半端なニーズにマッチしていた名もなきコーヒーショップ。
それが今は駅の改札口横、ガラス張りでキラキラの「スタバ」になった。
みんなイヤホンしてさ、なにかしてるの。勉強だったり、PC作業だったり。
ダラダラ集っていた方たちは、いなくなった気がするなあ。
店内すべてが堂々としている。
別に嫌いじゃないけどさ。なんか堂々としてて鼻につく。
飲む人々がその中身をこぼしたところには、いまだ遭遇していない。
だからなんだろうな流石だね。「スタバ」