かっぱ巻きと鉄火巻
幼少のころから働きに出るまでお寿司屋さんではかっぱ巻きと鉄火巻。
生臭いのがダメで普通のお寿司は受け付けない。どんなに勧められてもかっぱ巻きと鉄火巻。親からは物凄い頑固な子供だと思われてて、恥ずかしいから普通のお寿司を食べてと懇願されたことも。
私にとってはかっぱ巻きと鉄火巻がごちそうだった。おみやげでかっぱ巻きと鉄火巻があるとテンションがかなり上がった記憶がある。
そんな私が働きに出て、食通の先輩に有名すし店に連れられて勧められるままに握りを食べたら生臭くなく感動。先輩が板前さんに次々出す注文が魔法の世界を見ている気分だった。
今では普通のお寿司も食べられるようになって、スーパーのお寿司でも満足してしまうけど先輩の魔法のおかげかな。