CHEF OF THE YEAR OKINAWA 2023 100年先へ届ける、島のごちそう。
沖縄の食文化発展を目指す、料理のジャンルを問わない競技大会
「今度沖縄で新しく始まる料理コンテストのメインスポンサー依頼がありまして・・・私は受けるべきだと思うんです」
当社のマーケティング企画課長から熱のこもったプレゼンを受けたのが今年の2月頃。
一通り話を聞いて最初に浮かんだイメージは「料理の鉄人」でした。
20数年前に一世を風靡した誰もが知る人気テレビ番組。
当時小学生だった私は料理にさほど興味は無いものの、
夢中になって観ていたのを思い出しました。
しかもメインスポンサーになると、大会公式塩としてシママースを使用していただけるとのこと。
沖縄の料理人が沖縄をテーマに料理で競い合い、頂点を決める。
その味の決め手がシママースになるかも⁉
ワクワクする企画を前に、引き受けることを即決したのは言うまでもありません。
料理人たちの静かなる熱き戦い
4月から書類審査がスタートし、実技を含む二次審査、準決勝を経て、
勝ち残った3名の料理人による決勝が去った6月11日に執り行われました。
メインスポンサー特権をフル活用し(笑)、特別に会場で見学させていただいたのですが、あの張りつめた独特な空気感は今でも忘れられません。
制限時間が設けられ、その中でテーマに沿って前菜からデザートまで作りあげなくてはならないというプレッシャーは相当なものです。
それでも3名の料理人の方々はともに、自身がこれまでやってきたことを一つひとつ丁寧に積み上げていくという姿勢で調理をしているように見えました。
特に印象的だったのは、下ごしらえにかける時間が長かったことです。
かつて夢中になった「料理の鉄人」では派手な演出や調理法が魅力的に映っていましたが、それは事前に丁寧な下ごしらえがあってこそだったんだなと改めて感じました。
準備・基礎を怠ってはならないという料理人、職人としての矜持が垣間見えた気がします。
‟おいしい”を生み出す「想い」
映えある初代グランプリに輝いたのは、ロワジールホテル那覇で副料理長を務める中華の実力者、當山翔太さん。
料理自体の魅力は勿論ですが、飾らない言葉で料理に込めた想いを率直にプレゼンする當山さんの素敵な人柄もすごく印象的でした。
初回ながら大成功に終わった今回の大会を支えたのは、携わったすべての方々の‟沖縄の食文化発展に貢献する”という共通した熱い想いではないかと思います。
今回私たちも微力ながらその一翼を担い、皆さんとともに‟おいしい”の起点になれたなら嬉しい限りです。
沖縄料理界の一大イベントとなるよう、今後も応援していきます!
是非特設サイト、特別番組の動画を一度ご覧になってください。