ウォーハンマー40K・AOS「ナーグリング」1箱で6体の倍増計画はアリかナシか!?
げんかいです。
今回はシタデルミニチュア「ナーグリング」についてです。既に解決済みかもしれませんが、備忘のため書いておきます。
ナーグリングについて
40KしかやっていないのでAOSの使い方はわかりませんが、ナーグリングは病魔の神ナーグル神に属する小鬼?的な下級悪魔の群れで、ケイオス・ディーモンやデスガードに組み込むことができます。
とにかく強い
特筆すべきは「浸透戦術持ち」「低コスト」「ヒットロールマイナス1のオーラ持ち」「スペシャルセーブ6+持ち」さらにケイオスディーモン陣営なら強化で1ユニットに対し「痛みを知らぬ者」を付与したり、「渾沌の影」でバフをかけたり復活させることができます。
傷も4あるので、9体作れば 「36傷」なかなかこれは突破できないのでは?と言われています。
さらに「渾沌の影」のバフや復活効果で、敵さんはいつまで経っても進めません。。こんな地獄があるらしいのです。
しかもコストは3体で40PT 9体で105PTと破格。
バトルラインユニットなので複数組めます……
(ポイントは2024年10月現在 40Kのもの)
経済的な問題と組み立て
この便利なナーグリング、リアルお値段が3体で
5400円と、安いほうだけど、3体としては高い…
と感じてしまうのではないでしょうか。
開封
開封すると、このようなランナー構成になっています。
組み立て順
組み立てもシンプルです!
この3ステップで完成します!
さらにおまけの単体ナーグリングをいろいろ
デコレーションできたり、ナーグルやデスガードのアクセサリにもできますね!最近では、マーカーに使ってる方もお見かけしました!
倍増計画
ここで本題です。このランナー構成を見ると、
あと40ミリベースを3枚用意すれば
「倍増」
できてしまうのでは!?と
せこい私は考えてしまいました。
まず、切り取ったランナーの隣に
6枚40ミリベースを置きます
次にナーグリングパーツを分割して
置きます。
1列だけ並べましたが、マスコットのナーグリングも合わせれば2列にもできます。
ゲームとしての使用性
①高さ 問題なし
②幅 基本、ベースサイズなので問題なし
③射撃のための視認性 問題なし
④狭い遮蔽物の通り抜け
こちらも、ベースサイズ基準なので、通り抜けできます。
⑤キーワード「スウォーム」
「スウォーム」は「群れ」という意味なので、
2体以上いるので問題ありません。
全部クリアしたからいけるか?
というわけで、一応、ゲーム性に問題はないようです。しかし、こんなセコいことは倫理的にどうなんだろうか……と、お世話になっている「プラモ復帰チャンネル」さんに相談してみました。
こちらがXに投げたマシュマロです。
全文 マシュマロ質問
ナーグリングのキットは、1箱で3体作れますが、40ミリベースをもう3枚用意すれば、マスコットのナーグリングを含めて、1箱で6体作れそうな気がしています。しかしこれは倫理上あまりよろしくないでしょうか……
このタイプの質問も良く受けるので説明をさせて頂きます。 この例では「ナーグリング」を販売されているキットを分解して、他のミニチュアに付属するナーグリングなどと組み合わせて、更にベースを用意して「倍増」させるという事だと思います。 結論を先にお答えするとこのやり方、やっても良い「場合」もあるし、やってはダメな「場合」もあるが答えです。 これはキットバッシュやコンバージョンと呼ばれる、改造ミニチュアになりますが今回のタイプの質問、答えは時と場所、そして関わる人と「環境」で良し悪しが決まると言う事です。 模型的な楽しみで、自分一人が作って「眺める」、鑑賞用なのであれば改造して創意工夫する事は素晴らしい事ですし、それこそが模型製作です。 ですが、ゲームの駒として使うと仮定すると話が変わります。ミニチュアの見た目や大きさを変える事で有利不利が発生する事が起こり得るからと言うのは何時の時代も言われています。 マロ主さんが最後に「倫理上の問題が・・・」と一文を付けている所にその内心が分かります。 キットのナーグリングをバラしてベースを付けて「お得」に増強すると言うのは罪悪感や叱責を受けるのでは無いかと言う心配があっての事だと推察します。 ジオラマ等では無い為、「ゲームで使う」事を前提にこの改造をすると仮定してお答えします。 これが「許される」条件があります。上述のように環境的な要因です。 極論すれば、自分と遊ぶ相手がOKなら問題ありません。そして自分が遊ぶゲーム会やお店がOKならば問題ありません。これが時と場合、人と環境です。 因みに私と友人のゲーム会では、このような改造ミニチュアや絶版ミニチュアをゲームで使う事は全てOKにしています。日本では公式大会が無い為、レギュレーションのような物が曖昧です。各地のゲーム会を主催して下さる方々の運営が良し悪しを判断して、参加する者はそれに従う事が必要です。 自分が改造したミニチュアが使って良いかは一声伺っておくのがコミュニケーションでもあります。 その為、使用禁止と言うゲーム会やお店、対戦相手もいる事もあるでしょう。 その場合はその改造ミニチュアを使用しないで他のミニチュアを使うのが良いでしょう。 誰かと関わる場合にはこの部分を考えてみてください。判断基準として参考にしてみてください。
なんという神回答!
さすがですねー
いやープラモ復帰さん、丁寧な回答ありがとうございました!みんな納得!の回答です!相手様とお店がよければ万々歳!逆に相手やお店がダメならアウト!完璧です!
……お店??
お店といえばウォーハンマーストア
ウォーハンマーストアといえばゲームズワークショップ……
ゲームズワークショップの要件をもう一度みてみる
これは2019年に出たといわれる「ウォーハンマー世界におけるミニチュアの要件」一応今も生きているようだ……
この要件にはかなり煮え湯を飲まされたので(私が悪いのだが)もう一度じっくり読んでみる。
2ページになにやら発見!
All miniatures in your collection must be fully assembled.
あなたのコレクションのミニチュアはすべて完全に組み立てられていなければなりません。
That means all parts to the model must be present. Space Marines must have shoulder pads, Guardsman must have Lasguns
etc. Skeleton legs without a torso and weapons might fit the narrative of the re-animated dead, however they aren’t much use
on the battlefield! Models may be magnetised in places to allow for transport, or even to enable removal of parts mid game to
allow for accurate measuring, but they must be able to be fully assembled when required.
つまり、モデルのすべてのパーツが揃っていなければならない。 スペースマリーンにはショルダーパッドが、ガードマンにはラスガンが必要だ。
など。 胴体も武器もないスケルトンの脚は、蘇った死者の物語には合うかもしれないが、戦場ではあまり役に立たない。
戦場ではあまり役に立たない! 移動のため、あるいはゲーム中にパーツを取り外して正確な計測ができるようにするために、モデルを磁石で固定してもよい。
しかし、必要なときに完全に組み立てることができなければならない。
※DeepLで翻訳しました 。
やられた。説明書どおり組み立てるのが正しい
「完全に組み立てなければいけない」
ナーグリングはスケルトンやマリーンとは違うスウォームだけど、説明書どおり、1列ではなく、3列並べて初めて「完全」と呼ぶべきでした。GWさん、こういうところ、しっかりしてらっしゃる。。
というわけでナーグリング倍増計画は公式にアウトー!になってしまいました。しかし、公式ストアが全国にあるわけではなく、日本では公式大会もないので、お店や相手の合意を得たマッチプレイなら、まあ、なんとかなるかもしれません。
しかし公式の「モデル要件」に照らすとダメなことは覚えておいてください。
(このモデル要件、自分で作った3Dプリンタパーツは改造に使っていい…みたいなヤバいことも書いてあるから、どこまでが最新かはわかりません)
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。