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カット31・哲学と思想の違いについて
何々?
哲学と思想ってどう違うの? だって?
まーたややこしいこと考えてんだね、アナタは。
そんなことがアナタの人生と何の関わりがあるのかの方が、
ワタクシは気になるね。
でも、まあ確かに「哲学」と「思想」っていう言葉はおんなじようなところでおんなじような登場の仕方をする上に、おんなじようなものを指してるような感じまでするから、煩わしいったらありゃしないって感じにもなるのは、よーくわかりますよ。
似たような意味合いの言葉が現役で複数使用されてしまうのは大問題だ、と、まぁまぁ、論理実証主義者たちの言い分だったわけですけれどもぉ!!
でも実際、言葉ってものはかなり流動的なものでしてね、まぁ出版の事情とか流通の事情とか先輩後輩とか、色々あるんじゃないスカッ!
というわけで、きわめて個人的で限定的なものでよろしければ、いま現時点でのワタクシの解釈による「哲学」と「思想」の違いを、いまアナタの目の前の「問い」とやらの解体作業の手元に置いておきましょう。
哲学とは、即ち「動詞」でございます。
そして、思想は一つの名詞です。
「思想する」とは言いませんが、「哲学する」とはかろうじて言う。哲学は考えることそのものと言っても過言ではないのですから、「哲学」した結果、これこれこう言う「思想」としてまとめられそうじゃわい、ギャハハギャハハ。
まぁ、音楽で例えてみればわかりやすい。
楽器を、こう、弾きますわねぇ(ジャランジャラン)。
おお、いい感じになってきたなぁ(ポロンポロン)。
で、一曲できるわけよね。
楽器を演奏すること、それ即ち「哲学すること」とすれば、それで出来上がったものは一つの曲であり一つの思想であろう?