3回目の胚盤胞移植、陰性
「血液検査の結果は0.9で
今回は陰性でした」
本当にほんとうに聞きたくなかった言葉。
けど頭のどこかでやっぱりか、とも。
3回目の胚盤胞移植のため
今まで通っていた地元の病院から
都内の体外受精専門の病院に転院し、
保険治療がスタートしていました。
精子の運動率をあげるために夫婦で協力し
転院のおかげもあってか
今までで1番いいグレードの
4BA孵化胚盤胞の移植でした。
移植のために仕事も休み準備万端で。
いちばん、1番期待してた
結果を聞いたあとの会計の待ち時間も
今までの頑張りも、これからの頑張り方も
なにもかも全てが、無駄だと思えて。
私は自分の子に会えるのか
準備万端だったのに子供ができない自分は、
なんのために生きているのか
考えれば考えるほど
待ち時間が、長ければ長いほど
涙が溢れて溢れて
もう涙を隠すこともしなくなる
こうして3回目になる顕微授精も失敗に終わりました。
今は移植後のリセットを迎え
やっと心も落ち着いてきたので、
今まで私が体外受精のために
してきたことをノートにして
誰かの何かのために役立てたらいいなと
思っています。
判定は陰性だったけどこの結果が、
またひとつ何かを教えてくれたんだと
やっと思えるようになってきたので。