1回目〜2回目の顕微授精
採卵周期
初めての高度不妊治療
2021年12月にコンテストを終え
2022年から高度不妊治療に進むと決めていました。
元々かかりつけだった婦人科で高度不妊治療にステップアップすることにしました。
早速右も左もわからず先生の指示に従う。
自分で自分の治療が把握できていないのは
自分の身体をよく知らないことだなぁ
と痛感しました。
本当に不妊治療は知識が大事。
私はこの治療のおかげでたくさんの知識を
つけることができました。
まずピルで生理をこさせ、
最終月経日をD1と数えます。
大会までのカウントダウンみたいだよね笑
このピルの生理痛が本当きつい。
処方薬はソフィアA
最初の経血が出る前が1番痛かったなぁ
女性の身体は1ヶ月の間に大きく分けて
4パターンの変化があります。
・低温期
・排卵期
・高温期
・生理
高度不妊治療はこの4パターンの状態に
沿いながら進めていきます。
私の身体の場合は
自然にこの4パターンにならないので
投薬で作っていく方法一択でした。
これもなんとか投薬せず
食事改善で身体を整えて行いたかったが
医者にほぼ無理だろうと言われました。
なので大人しく投薬メインの治療にしました。
生理がきて2日目に通院指示があり
第一段階の採卵周期がスタートします。
低温期に当てはまります。
◆採卵周期
・受精卵を作るために私の体から
排卵前の成熟した卵子を採取
主に下記の2パターンがあります。
❶自然排卵方法
投薬せず自力で育った卵子を採取する
メリット
体に負担が少ない、安価
デメリット
卵子が育たないとその周期は見送り、
生理をまた来させて次周期から治療再開
❷卵巣刺激方法
投薬や連日筋注をし卵巣を刺激。
複数の卵子を育てます。
投薬や筋注、自己注射など様々。
ロング法、ショート法、アンタゴニスト法等
メリット
自然排卵よりも育ちが確実
デメリット
高価、体への副作用が強い。
OHSS卵巣刺激症候群になりやすい
卵巣刺激症候群
卵巣が腫れて腹水が溜まりやすくなる
PCOSの人や多く採卵した人がなりやすい
私はもちろん❷で治療していました。
筋注を連日するのですが、
通院する日は先生の指示が絶対なので
仕事との両立が本当にしんどい。
治療のため長年勤めた飲食業を辞め
歯科助手として働いていました。
なぜ歯科助手かというと
産婦人科の近くだったから通えると思った笑
あと朝の仕事をして身体を整えたかった。
当時の衛生士さんや助手さんたち、
自分たちが忙しくなるのに
本当に理解してくれて
快く病院に送り出してくれた。
この場を借りて改めて感謝します。
本当にありがとう。皆と働けてよかった。
けど甘かったー。笑
通院で仕事を抜けるのが多くなるので
正社員からパートに切り替えたのですが
それでも一部には嫌な顔をされました。
だから治療って孤独なんだよね
ふと、なんで私謝りながら
職場に戻ってきてるの?みたいな笑
こんな葛藤をしながらも
無事卵子は育ちいざ"採卵手術"へ。
前夜の指定時間に点鼻薬などをします。
この点鼻薬をする理由は
排卵ギリギリまで大きくなった卵子を
排卵しないようにするため。
ギリギリの大きい卵子を採取したいからです。
◆採卵手術
膣から針を挿入し、
膣と卵巣の壁を突き破り、直接卵子を採取
自然排卵法の場合約1〜2個採取
卵巣刺激法の場合約10個採取
(※個人差かなりあります)
この病院は局所麻酔ありだったので
採卵中は痛みはありませんでした。
終わった後は安静にするのですぐ帰宅。
なので1日休みにしないといけません。
そのスケジュール合わせも大変。
そしてこの採卵手術日に
精子を持ちこみます。
精子の期限は射精後2時間。
だから通院の2時間前以内に
精子を採取し持っていかなければなりません。
この病院は自宅からそこまで遠くなかったので
間に合うことができました。
これも夫婦の協力がなければ出来ません。
持ち込んだ精子は遠心分離にかけられ
運動率のいい子だけ残されます。
ここで体外受精か顕微授精にするかが決定。
私たちの場合は運動率が悪かったので
顕微授精一択というわけでした。
この日に受精させ、受精卵をそのまま
数日後(排卵日に最適な日)に移植する
"新鮮胚移植"か
受精卵を凍結し一度生理をこさせリセットし
次の排卵日に最適な日に移植する
"凍結胚移植"
のにパターンに分かれていきます。
これはまた次回に。
こんな感じで初めての採卵は終わりました。
この時はまだ受精卵ができるのが
当たり前だと思っていたし、
顕微授精すればすぐ妊娠すると思ってました。
だってこんなに痛い思いして
高いお金払うんだから笑
だけど現実は甘くありませんでした。
トレーニングしすぎない方がいいのかな?とか
毎日大小いろんな葛藤があり
夫婦でも共有しきれないことがたくさん。
というかいちいち言うのも嫌になる。
あぁしてこうしても言いたくないし、
お互い疲れるし。けど
なんか結局私1人で治療してるなと思う時も。
本当辛いよね〜!!
でもきっとこんな経験をしたからこそ
人の事情に深入りしようとしないし
実はああ見えて色々あるんだなと
思えるようになりました。