【*˖✧𓇼女子ひとり旅𓇼✧˖*】積年の思い~岩手の旅3
“五月雨の
降りのこしてや
光堂”
中尊寺を奥まで進み
写真は撮れなかったけれどついに夢にまで見た金色堂へ
長年の思いを果たせました…!
金色堂の宝物殿なんて二回見に行ったもんね
金色堂を見る前と見た後で見方が全然違った!
理解が深まったわ~🥺(でも記憶力が悪いのであんまり覚えてない 笑)
惜しくもこちらも撮影禁止で金色堂に関わる写真は外からのみ
うーん、残念…
金色堂は全体を金箔に覆われていて
螺鈿細工やらなんやら装飾も細やかで美しく
こんな近くで見れると思わなかったのでまじまじと見た✨
同じく金に覆われた金閣寺とは違って
風雨にさらされないよう鞘堂に囲われていて
綺麗なままそこに構えていました
“既に頽廃空虚の叢となるべきを
四面新たに囲みて
甍を覆ひて風雨をしのぐ”
先人の思いと努力が今もなお受け継がれている
多少の修繕はあったとされてますが。
ガイド音声に耳を傾けながら眺めていると
床の梁まで金で、全てが金箔に覆われてる
と思いきや
屋根は木のままだったのが意外で
しかも木の瓦屋根だそうで、そこはけっこう驚いた!
瓦が木でできてるなんて初めて聞いた!
説明を聞きながら棺には藤原三代が納められ…とあり
“三代の棺を納め、三尊の仏を安置す”
って芭蕉先生ゆってたわ!
とここではっと気づく(歴史まじ興味ない)
あーほんと、
“千歳の記念(かたみ)とはなれり” ですな
仰るとおり1000年残ってますよ、先生
そしてこれからも永遠に残っていくのでしょう
800年の時を経てここまで気持ちを掻き立てる松尾芭蕉の素晴らしさよ
※全ての文章、句を私は読んだわけではないのであしからず 笑
20年近く憧れて、想像を凌ぐ感動感激があったのはとても嬉しかった!
だいたい妄想が先走るからね~
あまりの感動に鳥肌を越えて全アタマの毛穴が開いた。
毛が抜けなくてよかった🤣
感動をたっぷり味わったあとは以前使われていた鞘堂へ向かう
そこに、芭蕉先生が御座した。
この鞘堂に納められた金色堂を芭蕉は詠ったのでした
今の鞘堂とは違い
展示には向いてなさそうな、暗くて狭い印象でした
でもきっと鞘堂を作ったのはただ純粋に
栄華を誇った三将を安らかに未来永劫守っていきたいから。
風雨を凌げるだけで充分だったのでしょう
鞘堂のなかで歴史の気持ちに思いを馳せながら
四角く切り取られた 光の下の真っ赤なもみじを眺めるのでした
*˖✧𓇼つづく𓇼✧˖*