100kmウォーク完歩の前に立ちはだかる壁
努力をしていてもなかなか乗り越えられない壁ってありますよね。
その壁を乗り越えようと、色々考えたり、調べたり、行動に移してみたり、時には藁をもつかみたい気持ちになったり。
でも、なかなか壁を乗り越えられず、跳ね返される。
そして、今まさに進撃の巨人の中で出てくるような大きな壁が僕の前に立ちはだかってるんです。
今までの100kmウォークでは、完歩やタイム短縮、マメを作らないなど
様々な壁を乗り越えてきたけど、
もう3年もその壁は僕の前から動かない。
いや、乗り越えることができない。
僕を嘲笑うかのように立ち尽くす壁
君の名は
「ウォール・ゲロ」
そう、僕の前にはゲロ(嘔吐)の壁が立ちはだかっているんです。
100kmウォーク挑戦中に気持ち悪くなり嘔吐をしてしまうという壁が3年も
70km過ぎたあたりから、胃のムカムカが始まり、80km過ぎると気持ち悪くなり、
そして、我慢の限界を迎えると、前や後ろのウォーカーに気づかれないようそっと茂みや排水溝に嘔吐🤮
それも1回ではなく道中何回も・・
出てくるのは、鼻にツーンとくる酸っぱい胃液のみ。
それでもなんとか自分を鼓舞し気力で歩き続け完歩は達成。
けど昨年の夏、その時がとうとう来てしまった。
"箱根古道100kmウルトラウォーク"挑戦でのこと
この時は50km手前から気持ち悪さが始まり、50km過ぎには食事もほぼ取れず、さらには水分もほとんど受け付け無いといった状態に陥ってしまいました。
これが、気温が20℃以下であれば今までの経験上、気力で乗り越え完歩できたと思うけど、
この日は夜間でも気温は20℃後半、
そして、最後の10kmは快晴の中での過酷な箱根古道の山登りが待っている。
それを考えるとこの水分がまともに取れない状態では「熱中症になり倒れるな」という判断に至り、あえなく途中でリタイヤを決断。
今まで完歩は許してくれていたウォール・ゲロが本気を出した瞬間であった。
この時100kmウォークで初めての挫折を味わうことに。
あれから1年過ぎ、現在まで、
・胃腸トラブルの情報収集
・食事内容
・補給方法・内容
・胃腸薬服用
など試行錯誤をしてきてはいるが、
ウォール・ゲロは完歩は許してくれるものの、嘔吐は許してくれずにいる。
そこまで辛い思いをして、頑張る必要があるのかと言われるかもしれないけど、
100kmウォークにはそれだけの魅力や自分自身を成長させてくれるものがある。
「ウォール・ゲロ必ず君を乗り越えてみせる!」
さあ、今年、最後の100kmウォーク に出発だ。