中学受験 表現の言い換え練習 第18回
中学受験で、習う知識項目に以下のようなものがあります。
文の決まり(文法)、
和語・漢語、
ことわざ・慣用句、
反対語・類義語、
これらを、知識でしかないと思って学習するのは、間違いです。
難関校では知識単独の出題はほとんどありません。読解問題の一部ではだすことはありますが、超難関校ではまずないです。(灘中の一日目は除外します)
ところが、読解に取り組んでいくと、どうしても上記の知識をマスターして、それらを使って読み解くことが必要になります。
要するに、知識項目は「文章読解のツール」と意識して習ってもらいたいと思います。
その代表的なものが、「反対語」と「類義語」です。
文章は同じことをあれこれ表現を変えてきます。特に説明文では二項目を対立させて(日本の文化と西洋の文化のように)論を進めます。
そのときに、対立する表現(反対語)、同内容の表現(類義語)をそれぞれ仕分けして読むのが読解の基本です。(6年生になるとこれができること不得意な子では大きな差が出ます)
読解問題の設問で「傍線部と同じ意味を表している表現を見つけなさい」という出題がよく出題されます。これは「同内容表現の問題(類義表現)」です。
今回の問題は『類義表現=言い換え表現』の練習です。
動詞表現、名詞表現、修飾系表現などにわけています。
今回は動詞です。活用させてください。
問題十八
①よしんば水をかけたところで、燃えさかる火は消えないよ。
②相手との力がちがい過ぎるので逃げるのもあながち悪いこととは言えない。
③二人の仲は口さがない連中のうわさになった。
④世の中はままならないものである。
⑤彼の服装は派手すぎて卒業式にそぐわないものだった。
【語群】
ア口汚く下品 イおもいどおりにならない ウ似つかわしくない
エたとえ オ必ずしも
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