匿名

キャラクターについて書いてきたのですが、こちらはまだまだ書き足りないことがあるので気づきがあったらおいおいメモとして書き残していきたいと思います。では今回は少し別の話も載せていきます。以下はアメブロでも書いた内容です。


匿名でのかきこみにはずっと頭を痛めてる というのは何かを世間に向けて発表している人ならだれでもそうだと思います。でも正直なところ、これを逆に利用すれば叩いていい空気、から これはすばらしいものだ、というどちらの空気にも変えることが可能だと思います。でも世の中には厳しい評価をする=誹謗中傷、ではないということもあります。でもそれは最低限、評論家や記者 ライターとして顔や名前を出しているのが最低条件であってほしいとは思います。しかしレビューというものは利用者ならだれでも使える機能であり 権利になっています。それはとても参考になり、それがヒットにつながる…ある程度のそういう問題があっても大部分は信じていいと思いたいし、そのジャンルの質の向上につながると信じたいです。そのジャンルに携わるプロが書き込むこともできるのですが…そこに発言の自由とともに最低限の公平性もあるとも信じたいです。ステルスマーケティングがこれからもっと厳しくはなりますが、そういったあやふやな問題はこれではどうにもなりません。
最近自分以外のある作品のレビューをずっと見ていて、どうも作品への評価はあるSNSで影響力のある方の発言もあり、だんだん叩いていいい空気になってきました。その内容はヒートアップしていき、いい所まで悪いという無理やりとも思える悪評へつなげていくという状態になりました。あとは重箱のすみをつつくような、その作品に低評価を付けるためだけのアカウントが増えていきました。そしてついに評価は半分を切って下がってしまいました。
それを見かねたのか おそらく普段レビューなど書き込まないアカウントの方が、今までの低評価の内容をすべてを覆してよかったと評価を書き込み、それがいくつか続いた結果また評価は少し上がりました。
ではそのあとどうなったのか…

レビュー書き込みが 作品発表からしばらくたったというのもありますが、少し減ってきました。
でもしばらくしてまた半分より少しいい、くらいの まぁまぁふつうみたいなものが書き込まれました。
そしてそれは今までのような、もはや評価とはいえない誹謗中傷からマイルドな指摘に変わっていきました。
明らかに低評価を打ち続けていたある一定の層がまるで言い訳をするように、いいけどここがダメ、みたいなおとなしめのものに変わりました。空気がまたすぐに変わったのです。
もはやプレゼン大会です…いかにどう伝えるかで作品のよしあしの行方が決まってしまいそうです。実際私も映画評論が好きなので他人が下した作品への評価の話をよく聞いています。なにか不満があった作品に切り込んでくれるとすきっとするのも事実です。それに言い過ぎでドン引きすることもあります。ただその人たちは、たまに仮面かぶった人もいますが、名前は出して話をしています。自分たちもまた他人の評価にさらされることを理解して出ていると思います。
匿名って…ネットの便利で、私もそのひとたちのレビューに流されたことや、もしくは参考になったこともたくさんありました。楽しい機能であり、問題は山ほどあるけど…言われるのは仕方ない、よい評価が増えず、その作品が悪いものとして売れなくなっても製作者側の責任、落ち度があったので反省せよという空気があります。なんとなくその中でバランスをとってみな作品なり商品を作り発表しています。
空気は一日で変わってしまうというのを目の当たりにした感じでした。最近のいろいろな事件もそうですが空気をどう動かすかでなにか物事が変わる感じがします。もはや法律ってそんなに関係ないのかなとさえ思います。それはあくまでも特殊例ですが。
空気を読むのが嫌いという意見もありますが、結局空気で世の中は動いていると感じます。そしてそれを読んでいる。どっちの牌に乗っかれば自分にとっていいものなのか…そういう空気を読んでいます。それが世の中を動かします。
でもたまにそういったものをぶちこわすような勢いのものがあったりします。私はそういう体験があったから、それを体験させてくれたもののひとつである漫画に、末端ですが携わりたいと思っていました。