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台湾最高峰の烏龍茶を碗茶で【台湾席茶 蓮月庭】@自由が丘

オシャレな雑貨を扱う店や人気スイーツの店などが数多集まる自由が丘は渋谷ほどではないにせよ、多くの若者で賑わっているわけだが、当然、人気のカフェは行列ができたりしている。

しかし、自由が丘駅から徒歩5分ほどの場所にもかかわらず、路地に入ったせいか、ちょっと隠れ家的に静かなエリアを発見。

A&Dハウス 自由が丘グリーンホールと名付けられたこちらの建物にはカフェや日本式ヴィーガンレストランがあったりする。

アーチをくぐり、英国風ガーデンを抜け道なりに進むと、【台湾席茶 蓮月庭(れんげつてい)】というカフェにたどり着く。

白を基調とした落ち着いた雰囲気。

席間もゆったりととられている。

こちらのカフェでは台湾人でもあまりお目にかからないという貴重な茶葉を含む、台湾茶を多く取り揃えている。

また、その飲み方も、蓮月庭式本格工夫茶「席茶(シーチャ)」と「碗茶(ワンチャ)」の2種類用意されている。「碗茶」という飲み方は初めてだったので、今回はそれにしてみることに。

大禹嶺原始林:1630円

台湾人ですら、限られた人しか手にできない最高峰の烏龍茶が飲めちゃう。

まず最初に大きなヤカンが運ばれる。
お替り用のお湯がたっぷりと入っている。

急須ではなく、茶碗の中に茶葉にお湯が注がれた状態で運ばれる。

飲み方としては、レンゲでお茶をすくい、それを小さな茶器に移して飲む。

最初のヒトクチ目はまだ茶葉から味が出きっていないこともあり、色合いも薄く、やわらかな味わい。発酵度は低く、少し青さのある爽やかな香りが広がる。実に上品。

茶碗のお茶が半分ぐらいに減ったらお湯を足す。

二杯目はさらに味と香りが深くなる。お湯はたっぷりあるので、何杯でも継ぎ足しはできるが、やはりある程度お替りをすると、香りも味も薄まってくるが、結構ゆっくりとお茶を楽しむことができる。

こちらのカフェでは温かいお茶だけではなく、冷たいお茶や創作茶がいくつか用意されている。

有機茶梅炭酸飲:1410円

無農薬の南高梅と無農薬の台湾高山茶葉で作った自家製梅茶。
一口目、梅の酸味がグッとくるが、二口目にはその酸味がちょうどよく感じる。お茶感は薄いが、梅の香り高く、甘さはあるのにすっきりとしていて、この時期にぴったりでおいしい。

ここは店の雰囲気も台湾にでもありそうな感じもあり、静かでゆったりとした時間が流れていて、そんな場所でおいしい台湾茶を飲んでいたら、一瞬、ここが自由が丘ということを忘れる空間であった。


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