ただの土曜日
土曜日というと平日働いてる人にとっては、一週間の疲れを癒やし一息つく一日なのだろうが、休職中の人間にとってはいつものただの一日だ。
数日前の雪の名残は全くなく、外は比較的暖かい日差しがそそぐ。午後、車で移動中も日差しが眩しくて、車内の暖房も暑苦しく、ムワッとした空気が不快だ。
そんな体感だから、カフェに入りアイスほうじ茶ラテを頼んだ。控えめな甘さでとても美味しい。けど、換気のせいか店内は涼しく身体が冷えてきてしまった。
まだ時間が余ってたので、今度は追加で本日のコーヒーをホットで頼んだ。苦味、酸味などバランスが良くてこれも美味しい。
こんな平和な一日だが、日経電子版を開くと、まず初めに飛び込んできた記事はウクライナ情勢に関するものだ。
自分がどれだけ平和に休んでいてもお構いなしに世界は回っているという事実を突きつけられる。
メリーゴーランドのように回ってる社会に自分も早く飛び乗りたいと気持ちが早る。でも会社からはオミクロン情勢の見極めが立つまで復職に待ったがかかっている。今のところ出社制限がかかっているからだった。
そればかりは自分ではどうしようもないこと。会社側の判断に従うしかない。自分に与えられた時間が延びただけだ。
そんなただの土曜日を過ごしている。