休職に至った理由を考える①
今日は職場の最寄り駅のカフェに来ています。誰かに会わないかドキドキです。ここに来るまでの電車では、非常にリラックスした状態で、メンタルも問題ないと思います。
さて、いよいよ復職が近づいてくるのですが(って言うの何回目だよっ😂)、そもそも僕が休職となった理由って何だったんだろう?とふと考えることがあります。
転職活動をしていたときは、あまり大袈裟にしたくなかったので、「ちょっとしたコロナ鬱のようなもので」と説明していました。でもそれはきっかけの一つにしか過ぎません。原因は何だったんだろう?と考えるとスッと出てこないのです。
いろいろなことの積み重ねであることは間違いないでしょう。でもいつから?何が重なった?とまではイマイチ自分でも分かりません。
今の会社に入った頃は営業職で、辛いこともあったけど、どちらかというと楽しんでいた面が多かったと思います。いつから楽しめなくなったのでしょうか。
営業職も10年以上経ち、少しマンネリ化もして、何か行き詰まりのようなものを感じるようになりました。入社以来、ずっと同じ担当先だったこともマンネリ化の理由だろうとは思います。反面、相手先の担当者が変わるたびに自分のほうが事情をよく知っていて、客先をコントロールしているという実感があり、それがやり甲斐にもなっていました。
ただ、やはり先を考えると、このままこの部署で同じ仕事をずっと続けて終わってしまうのかなあ、といった漠然とした不安もありました。当時の僕は係長で、上の課長のポストは空いておらず、この先10年は変わらないかもなあ、と悲観していました。
そんな折、営業とは全く逆の立場の購買管理部署への異動となりました。理由はよく分かりません。でも何となく手が空いているように見えたのでしょう。新設部署への異動と同時に管理職になりました。
そこでは今までの知識や経験が全く通用せず、ほとんど一から覚えるという状態で、部下から教わっていたようなものでした。それなのに、逐一判断を求められるという立場で、異動して半年は記憶がないほど必死で、精神的にもまいってました。
それと同時に、管理職という立場から今までのようにヘラヘラしててはいけないという意識で、むやみに笑わなくなりました。これまでは同僚や上司と冗談言ってばっかりで、飲み会になると宴会芸を発揮して場を盛り上げる、お調子者キャラで来ましたが、これからはそんな態度ではいけないと自ら律して、お硬いキャラに変貌を遂げていきました。
ただ部下には優しく接していましたし、周りにも基本的には親切にしていましたので、嫌われるようなことはなかったのですが、何となく近づきにくい人って感じにはなってしまったかもしれません。
その後から入った中途入社の若い社員は、昔の僕の営業時代のキャラを知らないので、恐る恐る聞いてきたりして、そういう若い社員が増えるほど、周りと距離感が出てしまいました。
その頃からでしょうか。仕事が楽しいと思えなくなりました。仕事は文句を言わず淡々とこなすもので、仕事は修行のようなものだと思うようになりました。
購買管理部署の人間として下積みがないので、部下がやっている実務が分からず、常に自信がないのを隠して、偉そうに管理職をやっていました。そこに上から矢のように飛んでくる指令、他部署からの要望や部下についてのクレーム、取引先からの要望、などなど日々いろんなことがあって息するを忘れて溺れてしまいそうな状態でした。
その部署でやり甲斐も感じられず、気がついたら4年が経過し、5年目に入りました。丁度その頃コロナ禍となり、テレワークが始まり、家で仕事することに多少慣れてきたと思ったら、急に倦怠感に襲われ、何もやる気が出ない状態に陥りました。
僕はテレワークで心が鈍ってしまったんだと思って、気合が足りないと思っていただけでしたが、日々つのる無気力感で押しつぶされそうになってきました。
それから数カ月後、一度心療内科を受診します。けれどその時は薬を飲むことに抵抗があり、通院を止めました。
それと同時期に営業部署への管理職としての異動が決まりました。
つづく