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茨の道

最近飲食店でのマナーの悪い行為がネット動画に挙げられて世間を騒がせていますね。未成年だからといって許されない行為ですが、僕には同じ年頃の子供がいますので、つい親の立場で考えてしまい、そういうのがどんどん出るたびに何だかヒヤヒヤします。まさか自分のこどもが!って、どの親も思っているんでしょうね。頼むからウチの子供たちは真似してほしくないです。

さて、前回のnoteで書いた転職案件は面接までも行けず終わりました。
理由は年齢だとのこと。

やはり40代後半という年齢での転職には無理があるのだろうと感じます。
しかもメンタル理由による休職期間もあり。
現実を突きつけられたような気がします。

でも初めから分かっていたことなのでそれほど落ち込んではいません。あわよくば、という気持ちだったので。
というか、今回の案件はちょっと変わった様子でもありました。。。

初めのアプローチは、転職サイトでの登録情報を基に、転職サイト経由で僕に連絡がありました。
通常の流れでは、そのエージェントと電話面談かオンライン面談などを行い、企業へエージェントから推薦してもらうことになると思います。
しかし、今回のエージェントはまず担当から電話をもらうというはずだったのですが、数日経っても連絡がなく、ついにこちらから催促したところ、連絡が来ました。連絡できなかった理由は、実はワクチンの影響で体調崩していたとのこと。
その時は人それぞれ影響の度合いがあるし、まあ、そういうこともあるかと思っていましたが、それにしても少し待ってくれという連絡もできなかったのかなあと感じました。それが12月上旬のことです。

その後、メールで職務経歴書と履歴書を送り、メールでのやりとりが何度か続き、実際に会って面談したいとのことで、12月下旬になり会社を午後から休み、お会いしました。エージェントの方は70歳近いのでないだろうかという年齢で、元々は有名企業で働いていてリタイアを機に今の転職エージェント企業に転職したということで、今回の推薦企業とは現役の頃から代表と懇意にしていたため、必ず面接までは持っていけるとのことでした。

その面談で老エージェントから驚くことを言われました。
メンタル理由での休職があっては絶対落ちるので、その休職期間は隠しましょうと言うのです。

そんなことして大丈夫なのか。。。というのは僕の最初の反応でした。
でもその老エージェントは、○○さん(僕)は真面目すぎますよ。「嘘も方便」という言葉があるようにもっと大人の対応をしていきましょう、と説得するのです。

確かにメンタル理由での休職はマイナスです。でもそれが僕の経歴なのでそれを偽るというのはどうなのか、と僕自身は抵抗がありました。その一方でそんな話が通るのだろうか?バレないで嘘をつき通せるのであればそれも有りなのかもしれないと思ってしまったところもあります。

さらに老エージェントは、現職の転職理由を残業が100時間近い職場で心身ともに限界だということにしようとも言いました。
さすがにそれは盛りすぎだろ!とツッコミを入れたくなりました。実際の今の僕は残業ゼロ、暇すぎて毎日欠伸を我慢しているのですから。

この辺から少し不安になってきました。この人のこと信じて大丈夫かなあと。

最終的には「残業が多くプライベートがない」という表現にしてもらいましたが、休職期間は隠すことになりました。休職も何もなく営業管理職から管理部署平社員になったということをどう説明するのか、という問題だけは残ったのですが。こんな状態でいざ面接で正しく質問に答えられるのか不安ばかりでした。

肝心の本番の面接ですが、その企業のトップ3が集まる必要があり、年末年始は多忙のため時間をおいてからアポイントを取るということとなり、一旦僕はその機会を待つことになりました。

年が明けてから一度挨拶メールがあり、その後数週間何も連絡がありませんでした。そして2月に入り、こちらから催促のメールを送ったところ、そろそろトップ3が集まる会議があるのでそれまで待ってほしいとのことでした。

そうかと思って待っていたところ、この週末に連絡があり、トップ3の内の一人が年齢を理由に反対されているとのことで、結局それ以上進むことができず、この案件は終了となりました。

こう振り返ってみると、何か初めからおかしかったというか、怪しかったような気がします。僕の中では型破りな感じの人なのかもと自分を納得させていたのですが、やはり自分の感覚は信じたほうが良かったのかもしれません。

それにしても今回の件は僕の転職活動に大きな影響を与えました。それは何かというと、メンタル理由を隠して応募したのにも関わらず年齢で跳ねられたということです。

これまでは僕が転職するに当たっての最大の懸念は、メンタル理由での休職期間でした。これを如何に説明するかによって、これを如何に相手が感じるかによってがポイントだと思っていました。でも今回はそれではなく、どう転んでも隠せない、ごまかせない、年齢が理由なのです。これはどうにもできません。さすがに年齢詐称はできません(笑)

もう転職するということは諦めたほうがよいのかもしれませんね。目を覚まさせられた気がします。無謀なあがきは止めるべきなのでしょうね。

最近になって一社アプローチがありました。一応、応募はしてみますけど全く期待してません。これで最後にして転職サイトも退会しようかと思います。

世の中の辛さを痛感しています。適応障害と診断され、休職し、復職して待っていたのは茨の道でした。これも人生なのですね。

全然関係ないのですが、最近「ブラッシュアップライフ」というドラマを視ています。ストーリーもさることながら、特に役者たちが織りなすごく普通の会話の連続がとても面白いです。僕も人生やり直したいなあ。

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