残業に対する考え方
この前つぶやいた「上司からの要望」について書こうと思います。
これはどういうことかと言うと、ちょっと説明が必要です。
役員(僕の上司の上司)からの復職する条件として、①残業禁止 ②出張禁止 ③休日出勤禁止 という身分で勤務しており、それが三ヶ月以上続いています。
その3つの条件というのは、どうも僕が総務経由で伝えたものとして役員に伝わっているようなのですが、実は僕からそのように会社に提示はしていません。産業医が一ヶ月ほど様子みるために、残業とか出張とかはしないように会社に報告しておく、と言っていたのを覚えていますが、それを総務が結構強めに伝えたために、役員が多少僕のことを挑戦的に捉えているようなのです。
要するに、僕が復職してやる代わりに一切残業や出張などはしない、と言い切ったように伝わっているようでして、決してそんなつもりはなく、むしろ以前いた営業管理職に同じ待遇で戻ることを望んでいました。
しかし、誤解して伝わったもんだから、役員も仕事したくないやつは内勤でずっと会社に閉じ込めてやるといった気持ちになったのか、管理部署の一般社員に格下げとなってしまいました。
僕としては元の部署の元の待遇で働けると思っていたし、そうでなくなったのはしょうがないとしてももっと自由な身分で働けると思っていたのですから、何か不当な扱いを受けたというか、非常に不満と不信感が芽生えて、本気で辞めてやろうかと一瞬でも思いました。
そんな中、僕の受け入れ部署の今の上司は、僕が休職明けであることを理解した上で、多少は残業をしたりして他の社員と同じように働かせたいようです。
ちなみに同じ部署の他の社員(3人)の残業時間は、ひどいときで70時間、普通で40時間、少なくても20時間といった感じです。
そこでこの前、上司に呼び出されて言われました。
このまま一生残業禁止っていうことはないだろうけど、役員の気が変わるまではこのままだろう。こちらも仕事がこれ以上振りにくいし、◯◯(僕)も定時を意識ばかりして仕事していると仕事がしにくいだろう。そこで、通っている医師に「残業しても良い」というお墨付きをもらって欲しい。
こう言われたのです。ここまでの説明で足りているか不安ですが、こう言われたことに対しての反応は人によって様々かもしれません。けど、僕は何だか違和感を感じざるを得ませんでした。
どこから突っ込んでいいか分からないのですが、まず残業に対する考え方からして違うなと思いました。
確かに休職する前の僕は、営業職か管理職しかやっていなかったので、残業が発生するという概念がありませんでした。営業職では「みなし労働制」だったので残業時間に左右されることはありませんでしたし、管理職となってからは当然残業時間は関係ありません。なので、残業なんて当たり前だし、手当がついているのだから、残業しないとむしろ給料泥棒なんじゃないのかとさえ思っていたぐらいです。
しかし復職してからというもの、残業をしてはいけない、と意識して働くようになると、考え方が一変しました。とにかく時間までに終わらすためにどうするべきかを考え、やらなくていいことはやらない、他人がやってくれそうなことは遠慮なく甘える、帰る時間が迫ってきたら明日に持ち越せるものは持ち越す、といった意識で仕事をするようになり、今までいかに残業ありきで仕事をしてきたかを反省せざるを得ない気持ちになりました。
そんな風に考え方が変わったので、さっきの上司の言葉の「定時を意識ばかりして仕事していると仕事がしにくいだろう」というのは、残業ありきで考えている人のセリフであって、とても会社の就労時間というものを前提にした発言ではないと感じます。残業しないと終わらない仕事量という自体がおかしいとは思わないのでしょうかね。
また、「こちらも仕事がこれ以上振りにくいし」という発言は、定時で帰られると仕事が振れない、という意味だとすると、残業を前提とした仕事量を振ろうとしていることだと思うので、これもおかしいと思います。
その後も、はあ?という発言です。「通っている医師に「残業しても良い」というお墨付きをもらって欲しい」と言われても、残業を奨励する精神科医なんているわけがないのです。試しに、昨日診察があったので相談してみました。
「先生、残業しても良いという診断書みたいなものってもらえるものなのでしょうか?」
「いや〜、会社の就労に関わることについては産業医さんが書くものだろうし、残業しても良いといった診断書を書いたことは今までもないですし、そういったことは会社内で上司などと相談して決めていくものだと思いますよ」
ですよね〜。まあ、こう言われると思いました。なので、いろいろヤバいなあって思って、つぶやいたのです。
先生はこうも言ってました。
「◯◯(僕)さんの会社は、ちょっと古い体質が残っている会社のような気がしますねえ」
ですよね〜。元々思ってたんですが、休職して一定期間離れて客観的に自分の会社を見つめ直してみると、結構いろんなことが見えてくるものです。
ちなみに、その役員の鶴の一声で、ここ数ヶ月、テレワークは一切禁止となりました。理由はサボるから。
なかなかの旧体質ですよね。でもそんな会社でも今の時点では僕は残ることを選択しました。なぜかと言うと、やはり他の会社に転職できたとしても何かしら不満はあると思うからです。耐えられない不満や待遇などでない限りは残ろうと思います。残って会社を利用しようと思います。
確実に定時に帰れる身分であることを利用して、今は会社帰りにパーソナルジムを契約して、週2日ほど通っています。順調に通ってトレーニングを楽しんでます。そんな風に状況を良いほうに転換して生きていこうと思います。
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