見出し画像

豆腐作りとピアノは超苦しい

王道マンガ 映画 スラムダンク
1番好きなシーンは
合宿2万本シュート

アニメもなく映画もほんの少しのみ
流れた安西先生との合宿シュートは
わたしたちに
教える 教えられる関係 
教育の理想がギュッとつまってる


ぶっちゃけ
音楽映画がこんなに感動するとは
微塵にも想像してなかった

わたしのような真剣を忘れた大人に
ぶっ刺さること間違いなし

サックス ピアノ ドラムに
命懸けで演奏した3人と
周りの大人に胸が熱くなる
BLUE GIANT

・映画
・マンガ
・小説

とくに
小説 ピアノマン 雪祈の物語は
本編主人公・宮本大と
対比のように描かれて
さらに音楽の世界観に浸れる


観客にヘタクソと笑われても
世界一への信念を曲げない宮本

初心者で天才2人といつも
比べられながらも
大学留年してドラムに打ちこむ玉田

理論を武装して実力を過信
自分の演奏がない雪祈[ゆきのり]


1番好きなシーンは
日本一のジャズ箱ライブハウス
運営者平さんに会う場面〜

・平さんにボコボコに説教くらう
・宮本と玉田の違う優しさ
・ファンにサインを手渡しに行く

この流れが激アツ

雪祈は過去一の演奏できたと
ファンのサイン願いを断り
プロへの道を期待していたが

平さんは厳しい言葉の刃を突き刺す
「内臓をひっくり返すくらい
 自分をさらけ出すのがソロだろ?
 君はソロができないのか?」

確信を鷲掴みにされたことばは
さらに続く

「そもそも君は音楽をバカにしてる
 以前に人をバカにしてるな
 横柄な注文の仕方、
 初対面なのにはじめましても
 言えない

 人づてでオファーするいやしさ
 謙虚さのかけらもない雰囲気」


イケメンでモテる雪祈が
人生でこれだけ本心をつかれた
ことはないだろう


さらに
「雪祈の演奏はクソだ」評価を
仲間の宮本と玉田に告白

雪祈がずっとクソだと言い続けてきた玉田は落ちこんでるからと
雪祈を守ろうとしてくれる

しかし
宮本大は平さんが正しいと主張
「雪祈は勝負していない
 あれじゃダメだ」

雪祈自身も返すことばないほど
痛いほど大が正しいとわかっていた

そのまま大は
「オレはソロやるときは
 世界一だと思って吹いてる
 実際に世界一かどうかなんて
 問題じゃない

 お客はその時間オレしか見ていない。二流のソロですと思いながら
吹くのは失礼だ」

だから
宮本大は一度も同じソロを
吹いていない
一流を超えていて
観客を魅了し続ける

逆に
雪祈はプロをマネしたような
大をマネたような演奏しか
できなかった 二流以下


自分を信じることができない雪祈
魂の演奏吹く大に一度も
アドバイス求めなかった  

プライド高い雪祈が
自分の弱さと直面していく


そして
雪祈が大にどんな思いで演奏してるのか初めて聞いたことから
変わり始める

大は
「子どものころ母親が病気で死んだ
 前の日に見舞いに行って笑顔もあったが、次の日に亡くなった

 遺体は顔が固まって表情がなくなってた、これを見て思った
 これは母親の入れ物、母親はどこかに行ったんだ

 中学でジャズ見て震えた
 なんでこんなに感動するんだ?
 いま母親の身体から抜けていった
 ものを見てるんだ

 オレはそれで吹いてる」

初めて大の胸の内を知り
胸の内から吹くからあの演奏できる

玉田の優しさと
大の厳しい優しさを知った雪祈は
サイン断った白髪の男性を思い出す


偶然見つけ
豆腐屋さんで働いてるのを知り
朝早く会いに行った

大粒の汗を流すほど
豆腐作りしていて
ジャズが流れていた

誰も見ていないなか
誰も起きていないなか

豆腐を切り分けていて
この作業を何十年も続けていた

この人にとって
ジャズライブは特別

朝早い仕事だと
夜のライブに行くのは
生活リズムも狂うのに
色紙持って待ってくれてた


色紙にサイン書いたのを
手渡しするために会いに来た

男性は「ありがとう
キミのプレイを聴きに行く」

そして
サインをもらいたかった理由が
なんと
「キミが苦しそうに演奏したから
 苦しさが音に出ていたから」

豆腐も毎日同じじゃない
日によって作り方も変えるし
味そのものも少しでも良くしようと
努力するも
それに気づくお客さんはいない

こういうのって苦しいだろ?
でも
これを続けるのはステキで
誰も見ていないところで
真剣でありつづけるのは大変でも
かっこいいだろ?


キミの音も同じで苦しそうだから
勇気をもらったんだ


豆腐一丁持って帰ってよ
豆腐にも色が出る
ただ白いだけじゃない

その豆腐の味は
信じられないほど複雑な味で
涙が自然に溢れてきた


この豆腐は自分の人生と同じ

 豆腐   思い出すピアノマン
・複雑な味 悩み続ける音
・大豆の味 実家のピアノの音
・酸味   幼馴染との別れ
・塩っ気  説教してくれた平さん
・甘味   ジャズに魅了された日

そして
この豆腐はもっとうまくなる

演奏ももっといい音が出る



豆腐とピアノの異色コラボが
人生を変えるなんて

この表現方法は初めてで
変わるきっかけが
1人のお客さんからってのがいい

50円の豆腐にもエピソードある


登場人物が少ないので
一人一人が濃密に描かれてる



長々と書きましたが
・本気で説教してくれる人
・無名の人から勇気もらう

・1番を目指す 口に出す
・生活を変えて全集中
・誰も見ていなくても真剣になる  

一つでも当てはまったら
わたしたちの人生も好転していく


「あきらめたら試合終了」
安西先生から三井寿へのことばは
伝説だけど

リアルのわたしたちは
たくさんあきらめますよね? 


あきらめないを
具体的に言語化マンガ化したのが
ブルージャイアントの
最大の魅力

・ずっと世界一を演奏する宮本大
・バカにされても辞めない玉田
・自分の弱さを知り認めた雪祈

この3人すべてが
夢や理想に向かって諦めない姿を
魅せてくれてる


諦めたくなる自信喪失の時に
この熱いシーンを思い出す

人生の教科書 バイブル
スラムダンクくらい
もっと見てほしい作品


・マンガ
・小説
・映画
同作すべて神作品は
ほかにない

ブルーロック
episode凪みたいに
雪祈も映画化希望

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?