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介護受ける側 する側も初心者

10年スパンの介護は全体像がわかりにくいですよね?

認知症や特養、ケアマネ、看取りなど断片的に把握している方は多い

小学校6年   在宅一人暮らし 4年
中学校3年   認知症になる  2年
高校   3年   転倒して施設へ 3年
大学   4年   車いすで特養  2年

学校には決まった流れがある
介護にもあるだろう

なんと
大枠の流れはありますが、学校のようにスムーズとはいきません


ここで
介護する側のわたしは初心者

「誰に相談すれはいいの?」
「わたしの苦労も知らないで介護される側は呑気でいいな」


「もう、誰も介護するわたしの気持ちをわかってくれない」


焦ってイライラしてしまう

介護する家族は初めてなので、毎日ネット様に認知症対応の方法を聞いている

ただ、
ひとつ忘れていませんか?


①相手の立場を想像

介護は受ける方も初心者
だったのです

・子ども扱いされる
・後ろめたさを感じる
・昨日のことを覚えていない

 あなたがシラフでこれらをされた状況を想像してみてください。

屈辱ではないでしょうか?


阪神淡路大震災の
被災地支援


 「ボランティアで被災者支援したい」と全国各地から集まりました。

ところが、
「今まで自分たちでやってきた、援助はいらん」
「年寄り扱いせんといて」
「介護必要ならとっくに伝えてる」


ほんのごく一部ですが
普段自立の人が毎日支援される側になると、うまく返答がでぎず人の手を借りないのです。


ボランティアに来たのに
心のケアが必要になってしまった


②自分が受ける側を想像


もしも
明日交通事故に

掃除・調理・ランニングまでできていたあなたが交通事故に遭い

手術とリハビリで2ヶ月入院することになったら

ご家族や看護師さんに
できないことをお願いできますか?


謙遜を美徳とする日常生活から

お願いしないとトイレにも行けない


「申し訳なさ」が雪のように積もりに積もった心を

「自分でできることはやる」とスコップで雪を取り除いていくでしょう


③お願い慣れしていない

 介護を受ける側も介護する側も「お互いに」頼みごとが言える関係を。

縦の関係ならいずれ
遠慮したり働き過ぎることになる


横の関係ならいずれ

最初は支援が8割が
徐々に5割減り、ある程度自分でできることが増えていく


介護される側が一から十までやれるようになれば最もラク。

介護する側が一から十までやることは次にラク。

介護 2割  支援 8割
介護 6割  支援 4割

この配分が成立するには
「お願い」が必要になるでしょう

「断られるかも?」
と考えたらお願いしにくいですよね?


支援する側・支援される側

お願いする側・お願いされる側

断る側・断られた側

これらを経験した分だけ
共感力が上がっていく


「お互いに」
初心者と認めることから
関係を築きませんか?

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ジョーカー 3年毎日更新
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