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忘れない追いかける背中

一律1700円の強気映画が
早くもアマプラに。

YouTube大学
中田敦彦さんも泣いた作品

言葉も登場人物も少ないけど
ガチャガチャしないで
より伝わる

あの描写は
どんな意味あるのか?
脳をフル回転する映画

バクマンのような展開かと
思いきや
急に奈落の底に落とされる

たしかに
悲惨な京アニ事件を思い出す

理不尽すぎる結末

あの時こうしておけば。
京本を部屋から出した
わたしのせいと
責めまくり自暴自棄になる

ここで
パラレルワールド

「小学生時代に漫画をやめた藤野が
藤野と出会わずに不登校を脱して
美術大学へ進学した京本を
空手で凶行から救う。

そこでまた漫画を描き始める」

この存在したかもしれない世界は
無常にも現実に戻される

だれしも
もう一つの未来を思い描くけど
そんな世界はどこにもない

そして
ラストシーンに心奪われる。

藤野の背中を追いかけた京本
もっと絵が上手くなりたいと
純粋に前を向いて生きていく

そして
京本の背中に書いたサインが
再び藤野を前に向かせる

ただひたすらに机に向かう
孤独な「背中」
ここで映画の幕が下りる

どんなに振り返っても
決して昔には戻れない。

自分のためだけではなく
彼女のために漫画を描き続ける。

もしもあの時
それは、叶わない夢物語。

残された者は
生きるしかない

評価分かれる作品

いろいろ考えてしまう
過去に大きな後悔ある
人は心に刺さるかも


よかったのは
原作の画がそのまま動いている。

スラムダンクのように
マンガの世界に入った感覚

アニメの力に圧倒され
物語に引きこまれる。

BGMも少なく
有名声優もいないからこそ
世界観に没頭できる

リアルな現実の世界にいる
わたしたちに

生きる、生きていく意味を
強く問いかけてくる

類を見ない
エモーショナルな作品

・通り魔
・闇バイト
・交通事故

あした
わたしたちに
起こりうるほんのわずかな可能性


個人的な解釈
作者 藤本タツキさん
チェンソーマンでブレイク
自身の過去話も含んでる?

・藤本 藤野+京本
・東北出身 7つ連載 
・油絵 美術大学 


藤本さんは
学生時代にライバル、仲間いて

救急車で
「アシスタントになってほしい」

このセリフは
作者が親友に言いたかったけど
言えなかったパラレルワールド?

タイトルのルックバックは
「過去を振り返る」のを忘れない
忘れないけど
それでも前を向いていく決意?


過去に
いい意味でとらわれずに
いまを生きるメッセージ

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