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僕たちは砂漠を出てジャングルに入った。
「こわー。」
メ- 羊が出てきただけで僕はびくりと背筋が凍るように驚いた。
「まずは木を切ってみようか。」
彼は手を腰に当ててから言ってきて、お手本を見せてきた。
「簡単さ。ただこの木をたたくだけだよ。」
「いたくないの?」僕は現実の世界での常識を考えて尋ねた。
「別にいたくもないさ。「この世界では」の話だけど。」
彼はほら。と手を差し出してきた。
彼の手は普通に赤くなったり傷がついていなかった。
「このゲームはちょっとだけ本当のゲームとは違うんだ。」
「へー。」僕は急に言われた言葉に感心した。
感心した部分は、ただ「違うんだ」という場所だ。
おんなじ名前のゲームなのに少し違うっていうのは
面白いことだ。
「この世界は『データパック』と『モッド』が入ってるんだ。」と言った後、彼は真剣に僕の方を見て、ある事を尋ねてきた。
「『データパック』と『モッド』って何かわかる?」
僕は考えてから答えを出した。
「うーん、『モッド』はコードをいじったりそのゲームをいじったりするっていうのは分かるけど『データパック』は分からないな。」
すると、急に彼は肩を落とした。
「『データパック』っていうのはねー、『モッド』とはちょっと違って帰られるのは少し限られているんだ。多分。それに…」
始まった。と僕は一つため息をついたが、今回は興味があったので最後まで聞くことにした。
今回は意外と話が早く終わり、僕も木をたたくのを試して着ることになった。
僕がいる位置からたたこうとすると、
「あれ?」 手が届かなかった。
僕が一瞬WeTubeの広告で見ただけだけどブロックって遠くからも壊せなかったっけ?
「この世界は『モッド』と『データパック』があるって言ってなかった?」
「この世界にはまずフリーに動けるでしょう?それにブロックを置いたり壊したりするのは本当の世界のように手を当てないといけないんだ。他には一番これはコードが大変だったと思うよ。」
というと、深呼吸をした。
「まあその前に木をたたくのを試してみな。」
僕はそっと木の前に行って、ドカっとたたいた。

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📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl @コメント/返信99.9%