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困難を直感して避けてしまう日


やりたい事があれば今すぐやれ、というのはもっともだ。
 でも手に付かないことがあるんだ。
入り込めれば集中して楽しくなっていくことを知っているのに、そこに多くのエネルギーが必要だと直感して避けてしまう。
自分のイメージしているものを形にするプロセスの中で(ここでは絵を描くとしよう)、試行錯誤や技術的な難しさに衝突することがあり、これは僕に難しすぎると諦めてしまうことがあるからだ。
でも僕にとって、イメージを形に出来ないことは おそらく一番嫌いなことだ。

小学校に上がりたてのころ、図工の授業で「大きな株」を描く時間があった。
もっと小さな頃から絵を描くのが好きだった僕は、人間の体が上手く描けず悔し泣きをした。
 「なんで描けないんだ」という自分の技術への苛立ちと、恥ずかしさから涙が出てきたんだ。

でもこういう風にも思う。
表現するには難しくて でもとても美しいものを伝えようとしている。と

ここにご飯がある、とか  あそこは危険だから近づいたらいけないとか、人間は肉体を生かすために情報を伝え合う。
 でも心とか魂を生かすために伝えようとする時、フィールドの次元は変わる。
生活の中で使われる実用的な言葉や、注意喚起の標識ではうまく伝わらないモノとなる。
外の世界には存在してない・目には見えないものについて伝えようとするからだ。

でもそれを伝えることは、肉体を生存させることと同じように大切なことなんだ。
人間は精神を持つ存在だ。
感情的な糧が必要だ。
それを伝えるために悔し泣きするのは恥ずかしいことではない。
たくさんのエネルギーを込めていこうと思う。
伝えることを諦めない。


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