遅咲きプランナーが教えるお客様との関係性の作り方【GWAベスト50入賞】
こんにちは!KPOP大好き、レッツジョイン公式note編集部の安部です。
先日、ウエディングプランナーの全国大会「グッドウエディングアワード2023」で、ジョイングループの結婚式場から4人のプランナーが入賞するという嬉しいニュースが入ってきました!
今回は、グッドウエディングアワードでベスト50に入賞したパレスグランデールの佐々木葵さんにお話を伺いました。
佐々木さんは、ジョイングループで行っている社内のグッドウエディングアワードではグランプリを授賞しています。
この記事では「お客様への向き合い方」について、誰でも実践できるヒントが盛り込まれています。ぜひ、最後までお読みください!
ジョイングループ社内グッドウエディングアワードはこちら
授賞したプレゼンテーションのウエディングレポートはこちら
お客様が知りたいことを感じ取る
ー全国のグッドウエディングアワードでベスト50入賞、そして社内のグッドウエディングアワードでグランプリ獲得、おめでとうございます!佐々木さんはご自身のプレゼンテーションのどのようなところが評価されたと思いますか?
「先回りの提案」と「お客様との関係性作り」を評価していただいたと思います。
私は、プレゼンしたおふたりのプロポーズから顔合わせ、結納、結婚式まですべて担当させていただきました。担当したきっかけは、新郎様からのプロポーズのお問い合わせでした。何度か打合せをしたのですが、念入りに打合せをする新郎様を見て、先々のことをしっかり把握したい方だと感じたんです。
その様子を見ていて、絶対に新郎様は「プロポーズが終わったら次は何する?」ってなると思ったんです。そこで、プロポーズが終わった後に、結婚式までの段取りを書いた資料をお渡ししました。
その際、「何かあったらいつでも声をかけてくださいね」とお伝えしたら、しばらくして、「顔合わせをしたいです」と連絡をくださったんです。その後、パレスグランデールで結婚式を挙げてくださいました。
プロポーズから結婚式までお手伝いさせていただいたことで、披露宴の進行にもおふたりの大切にしていることを盛り込むことができました。
プロポーズの打合せの時の「記念日には毎回花を渡すんです」という新郎様の言葉を思い出し、だったらその演出を披露宴に取り入れたいと思って。新郎様に「披露宴中にお花を新婦様に渡すサプライズをしませんか?」と提案しました。新郎様も「それ考えてました。やりましょう!」とおっしゃってくださり、サプライズも大成功でした。
お客様の性格を読み取り、先回りの提案をしたことで、お客様が自分を頼ってくれる関係性を築けたのだと思います。その点がアワードで評価されたと思います。
ープロポーズ後に渡した資料は佐々木さんが作ったのですか?
はい、段取りの資料は自分で調べながら作りました。私たちも結婚式の仕事がメインなので、プロポーズの後の段取りとなると、「お互いの家に行ってあいさつをする」とか「指輪は納品まで一か月かかるから入籍の前に準備してね」とかは自分で調べないとわからないんですよね。
そしてコロナ禍でマスクをしていたので、マスクをしてない自分の顔写真を載せたプロフィールも作って一緒にお渡ししました。他のお客様でも、お客様が知りたい情報に合わせて資料を作るようにしています。
「佐々木さんがいるじゃん」と思ってもらえる存在に
ーお客様との関係性作りを大事にしようと思った理由は何ですか?
憧れだった先輩プランナーに、「お客様との繋がりは大事だよ」ってよく言われていたんですけど、私は最初それがあんまりよくわかんなかったんです。そうなりたいけど、どうすればいいんだろう、みたいな感じで。
でも、お客様が何か相談したいと思った時に「佐々木さんがいるじゃん」って思ってもらえるのが理想だなと思うようになりました。パレスでやるかは決まっていなくても「お食い初めをしたいんですけど、いくらくらいかかりますか?」っていう質問だけでもいいし、私にちょっと声をかけてくれるみたいな。相談だけでも嬉しいなって思います。
私、プランナーの中でも遅咲きタイプで。お客様との関係性を作るのがあんまり得意じゃなかったんです。最初の頃は特に仕事とプライベートをめちゃめちゃ分けてました。
でも今は、結婚式を終えたお客様の家に行くこともありますし、そのおかげか、お食い初めの連絡とかも増えました。前よりもお客様との関係性が強くなったと思います。
ー意識が変わったのには何かきっかけあったのですか?
コロナ禍から結構変わった気がします。
コロナの影響で結婚式の件数も減ったけど、だからこそより一組一組に向き合えたというか。コロナはコロナで悩むところはあったけど、色々なことに挑戦する余裕ができたんだと思います。
そしてコロナが流行りだした頃、憧れだった先輩プランナーたちが異動したり退職したり、産休に入るタイミングが重なったんです。
そのときに、「あ、次にプランナーのみんなを引っ張っていくのは私なんだ」って思って。それで今までやってなかった売り上げの管理とかをやらせてもらえるようになったんです。
それまでは結構先輩プランナーに頼ってて、あんまり自分がやらなくてもよかった感じはありました。自分が上の立場になったことでのプレッシャーもありましたが、それでもできることも増えて、それが自信になったのかなと思います。
接客をしていても、自分の口調が変わったと思います。自信が出てきたというか。
パレスに見学にきたお客様が帰る時に、 今までは自信がなくて「是非私にお手伝いさせてください。」という言葉を言えなかったんです。でもコロナ禍の接客からそれが言えるようになりました。
アイディアの源は一人旅
ー進行などを考えるときのアイディアはどのように集めていますか?
意図して集めているわけではないのですが、プライベートでめっちゃ旅行に行きます。1人でも行きます。
私、建築が好きなんです。美術館は建築が素敵なところが多いのでよく行きます。アートも好きだけど、建物が好きっていう感じ。だから行ってみたい美術館をたくさんためてあるんです。
ー一人旅は昔からよく行っていたんですか?
昔から行きたいとは思っていたけど、今じゃなくていいなって思っていました。
それこそコロナ禍のときに、富山県に1人で旅行に行ったんです。そのときに目覚めました。コロナ禍で思うように行けなくなって「行くなら今しかない!」って思って、そこからめちゃくちゃ行くようになりました。
1人だと自分が好きな時に好きなところに行けますしね。特に美術館は見るペースが人によって違うので、1人だと気楽に見られるところがいいですね。
ーコロナ禍で色々変わりましたね。
そうですね。でも私はちょっと前向きに変わったと思います。
色々重なった結果だけど、色々やらせてもらえた。仕事の向き合い方もプライベートもコロナがきっかけで変わった気がします。
ウエディングプランナーを目指す人へ
ーウエディングプランナーを目指してる人に向けて一言お願いします。
ウエディングプランナーという仕事は大変ですが、とてもやりがいがあります。この仕事をしていると、対人関係スキルはかなり身につくと思います!
そのほかのどんな職業でもそうですが、アルバイトとかでいろいろな年代の人と喋っておくといいと思います。学校にいるとなかなか機会がないかもしれないですが、今のうちから色々経験して、いろんな人と関わっているときっと将来役に立つときが来ると思います。
ー佐々木さん、ありがとうございました!
常に余裕があって相談しやすい雰囲気の佐々木さん。見た目では想像がつかないような強い芯を持っている方だと感じました。
次回はそんな佐々木さんの「タスク管理術」についてご紹介します!
佐々木さんのInstagramはこちら
グッドウエディングアワードで準グランプリを授賞したオワゾブルー山形の松浦玲奈さんの記事はこちら