EUを中心とした移動補助金:Culture Moves Europe
第2弾も月末滑り込みになりましたがなんとか!笑
このnoteシリーズをはじめたきっかけはこちら。
■基本情報■
Culture Moves Europe
EUの文化産業政策の枠組みであるCreative Europe(クリエイティブ・ヨーロッパ)から、新しいアーティスト・レジデンスとそれに伴う移動のための移動補助金(モビリティ・グラント)として発表されました。
2022〜2025年度のプロジェクトで2,100万ユーロの予算で移動補助(モビリティ・グラント)を提供するというものです。目標とされているのはアーティスト、文化専門家、レジデンスのホストとなる団体の7,000人の支援です。
対象ジャンルは7つにまたがります。
支援対象
2つのカテゴリに分けられていて、1つはレジデンスに参加するアーティスト(個人または最大5名のコレクティブ、18歳以上でCreative Europe参加国の居住者が対象(Individual Mobility Action)。
もう一つは同じくCreative Europe内で滞在制作のレジデンシーでホストとなる団体や主催者としての個人アーティストを対象とするもの(Regideny Action)。
Creative Europeの参加国の一覧はこちら。
EU加盟国はもちろんですが、周辺国もCreative Europeには参加できるので、対象となる国は2023年3月現在40カ国の居住者が対象です。
応募に際しては国籍が関係ないので、Creative Europe参加国の滞在許可証をもっていたり、法的にその国の居住者であることが証明できる日本国籍の人も、他のEU以外の国籍の人も応募が可能です!
それぞれのカテゴリで応募期間が分かれていて、Creative Europeの各SNSで告知されているのでフォローしておくと情報を見逃しましません。
なお、EUおよびCreative Europeのプロジェクトは入札でその実行者が決まるのですが、今回のこのプロジェクトはドイツの文化機関、ゲーテ・インスティトゥートが実行します。
プロジェクトの元となったのは、2018〜2022年度予算で実行されていた「i-Portunus」というプロジェクト。このプロジェクトがパンデミックがあったにもかかわらず成果をあげていたので継続することが決まって、名称新たに始まったのがCulture Moves Europeといえます。
■きっかけ■
もう一つ紹介しようと思っている、モビリティに特化したウェブサイトがあり、学生の頃からフォローしていたそのウェブサイトで前身のi-Portunusが紹介されたのがきっかけで知りました。
プロジェクト自体の開始は2018年のスタートですが、ウェブサイトの紹介で気がついたのは2020年になってからだった気もします。居住地で応募資格が決まるので、日本人でも長期滞在者であれば応募できるのか!という点で詳細を見に行きました。
■メモ■
でている基本情報をざっくり日本語にしただけ、みたいな感じですが、それでも英語の情報を1から理解するのって案外時間がかかるから、このnoteをきっかけに詳細をみてみるきっかけにしてもらえたら良いなと思います。
次回の紹介でどれをとりあげるかひたすらに迷いながら、月内にちゃんとアップできるようにしたいと思います!