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木は大きければ良いわけではない
どうも、小倉丈一郎です!
新潟県三条市出身、26歳
現在は奈良県宇陀市の森庄銘木産業で
樵(きこり)の仕事をしています。
新潟で林業家として独立するために
奈良へ移住して林業を学んでいます。
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大きな木を見ると立派に見えて
よく育っているなと感じます。
今までは大きな木=良い木
だと思っていました。
ですが、生育をきちんとコントロールせずに
勢いよく太った木(暴れ木)は樹皮が
弾けたように荒々しくなるそうです。
また内部の組織が柔らかくなるので
腐りやすく、将来の価値が見込めません。
一方で暴れ木には良い面もあって
初期成長が良いので、早い段階で収穫し
収入を得ることができます。
密度の高い森林の間引き作業である間伐は
少ない本数で利益を出すことも
考えなければいけないので、暴れ木のような
初期成長が良い木を利用することは
とても効果的です。
細い木を数本伐るよりも、大きな木を
一本伐って残す本数を多くした方が
間伐の回数は多くできます。
これは繰り返し収入を得ながら
山を維持することにも繋がります。
大きいから、または大きくなるからという理由で
伐らずに残すのではなくて、その時の山の状況や
残す木や伐る木が周りに与える影響などを
よく考える必要があります。
でもやっぱり大きい木は見ていて
ワクワクするので好きですね。
またあした!