【みんかぶに対抗!】東大・医学部に「偏差値・難易度のわりに」入りやすい中高一貫校は存在するのだろうか
コスパがよい中高一貫校は存在するのか
学歴研究家のじゅそうけん氏がみんかぶに東大・医学部に「偏差値・難易度のわりに」入りやすい中高一貫校は存在するのだろうかという記事を書いている。みんかぶの記事を読んだわけではないため、憶測や推測も入るが、思うところが色々あるため、みんかぶに対抗して書いてみようと思う。
滝中高は「穴場」なのか?
じゅそうけん氏は以下で滝中高を穴場中高一貫校と紹介している。
滝中学は愛知県でトップの共学校
穴場中高一貫校として滝中学がまず挙げられている。さて、滝中学は穴場なのか?滝中学とは愛知県の難関校で共学校である。滝中学は愛知県の偏差値ランキングで、共学校で1位である。四谷大塚及び日能研偏差値では60。男子校のトップは東海(四谷大塚及び日能研偏差値は60)、女子校のトップは南山(四谷大塚偏差値63、日能研偏差値61)である。愛知県にこれ以上高い偏差値の学校はない。滝中学はトップレベルにできる子しか受からない。
地方と首都圏を一律に偏差値で比べられない
じゅそうけんは「日能研偏差値は60程度でも」と首都圏と比べているが、地方と首都圏では全く環境が異なる。偏差値の数字を同じように比べられない。そもそも愛知県は公立王国として知られ、公立志向が高くて中学受験がそんなに盛んではなかった。最近は中学受験する家庭が増えてきていると聞くが。そんな愛知県において、中学受験をする家庭が首都圏や関西より少なく、私立中学も少ないから、偏差値だけ比べて「穴場」とは言えない。首都圏における日能研偏差値60ぐらいの学校となると、芝、本郷、サレジオ、学習院女子、頌栄などになるが、愛知県ではトップ校が偏差値60前後で東海、南山、滝となる。入るのが難しいトップ校を穴場と言われてもね。
滝中高は不便で遠い場所にある
滝中高は所在地が江南市という名古屋市の北に位置するところにあり、最寄り駅からは徒歩で20分、例えば名古屋駅から学校まで電車と徒歩で約40分かかる。最近は最寄り駅からスクールバスが運行されるようになり、少しは不便さは改善されたが。その不便さや遠さから、名古屋市内の受験生は東海や南山に受かったら滝を辞退することが多い。東海や南山に受かった名古屋市内の優秀層が入学しない割には進学実績が良いと言われている。
滝中高はタキヒヨーの創業者が開設した学校
滝中高は、名古屋の老舗繊維商社のタキヒヨーの創業者が開設している。創立者も滝なんたらさんだし、理事長も滝なんたらさんでタキヒヨーの社長を勤めていた方でダナキャランを作った人らしい。名古屋の老舗有力企業がバックについているせいか、iPadや液晶テレビを導入してのICT化、土曜講座といって著名人を招いての講演会など、積極的に改革している。
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