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【学級通信】(高校2年:第073号)やりたいことをやるという選択
2018-10-23
中間考査もありますが、進路についても考えてください。以前の学級通信に書いたことを覚えていますか?簡単にいうと、
● 選択科目は志望校決めですよ
● 最後まで続けられるものを選択しなさいよ
という話でした。ちゃんと考えましたか?きちんと調べて、論理立てて考えて、自分の意思で決定してください。自らの意思で決めていくことで、将来の自分が作られていくのですから。
しかし、将来について考えるのはとても難しいものです。
将来どうなったらいいんですかね?
いい大学行って、いい会社に入って、いい縁談もらって、いい家庭を築いて、いい人生を送りなさい…ってのが、昔から言われていることですが、
これは本当に「いい人生」なんですかね?
そもそも「いい人生」ってなんですかね?
「いい大学」?「いい会社」って?
こんなことを考えるとモンモンとしますが、それは当然のことです。だって正解がないのですから。人それぞれ考え方があって、人それぞれ違うことを言う。それが進路ってやつです。人生に大きな影響を与える大学とか、会社とか、そういうものに対しての捉え方は人それぞれです。親とか先生に、
「いい大学」ってなに?
「いい会社」ってなに?
「いい家庭」ってなに?
「いい人生」ってなに?
って、聞いてみてください。(あんまししつこく聞くと、「うるせーうちの家庭に不満があんのか!でてけー」とかなるので気を付けましょう)
「いい大学とは、偏差値の高い大学です」と言う人もいれば、「いい大学とは、なりたいものになれる大学です」と言う人もいるでしょうし、「大学なんていく意味はないです」って言う人もいるでしょう。
それぞれ根拠があって、その人が感じていることですから、正解とか不正解はありません。けど、皆さんよりは経験を積んでいる人たちの意見ですから、聞いてみる価値はあると思います。
50代のY先生と、20代のA先生は同じ数学の先生ですが、きっと違うこと言うはずです。英語の先生とか、外国人の先生にも聞いてみたいですね。今度、クラス新聞でインタビューしてもらいましょう。国語の先生にも聞いてみたいな~社会の先生なんて面白そうな答えが返って来そうだな~全員インタビューしたいですね。
私の考えは、
「いい大学は、みんなが行きたいと思った大学です」って感じです。
数年前までは、少しでも偏差値高めの大学行けばいいって考えていましたが、最近考えが変わりました。大学だろうが仕事だろうが、
「人の道を踏み外さないかぎり、やりたいことやりなさい」
っていうのが今の考えです。
現在は、eスポーツやYouTubeで何億円って稼いでいる人たちがいる時代です。何が正解なんて誰にもわかりません。20年前に
「おれ、ユーチューバーになる!」なんて言ったら、
大人たちは、
「あいつやばくね?」ってみんな言ったはずです。
しかし、今はそうじゃない。今の時代は、
「目上の人の意見が正しいとは限らない」のです。
だって、誰も経験したことのないような爆発的な変化の時代を生きているのですから。
目上の人の意見が正しいとは限らない pic.twitter.com/U0jgaC5Uvc
— 横山了一 (@yokoyama_bancho) April 2, 2018
子供の頃、スマホの登場なんて考えもしませんでした。AIが仕事を奪うなんてSF映画の世界でしかありませんでした。けどもう現実になっています。安定していた時代は、いい大学を出て、いい会社に入って…という正解というか王道がありましたけど、
混沌の時代(現在)では、柔軟に変化しないと生きていけません。
だから正解がないんです。いい大学入って、いい会社に入るのがいいかもしれませんし、ユーチューバーになった方がいいかもしれません。そういうのがわからないから混沌の時代なのです。
先がどうなるかわからないんじゃあ選べないよ…って思いますよね?
だから私の結論は、「行きたいとこへ行き、やりたいことをやれ!」なのです。何が正解かなんてわからない時代にやりたいことをやらなかった方が後悔すると思います。
「せんせーそんなこと言って、うちの子がユーチューバー目指したらどーすんですか!稼げないかもしれないじゃないの!」
って声も聞こえて来そうですが…もし、ヒカキンレベルになれば、弁護士や医者よりも稼げると思います。まあ弁護士や医者になるより難しいかもしれませんけど…。
これからたくさん考えて、悩むと思いますが、いろんな人のアドバイスを聞きつつも、自分のやりたいことを目指してください。
迷ったときは、「やりたいかどうか」を考えてください。
やりたいことがない人は、やりたいことを探してください。やりたいという気持ちを持てるかどうか(モチベがあるかないか)がコンピューターと人間の違いなのですから。