【学級通信】(高校2年:第055号)アウトプットするということ
2018-05-28
● 学習記録をつけてね
● 遠足の感想書いてね
● 中間テストの振り返りを記入してね
● 学級ノート書いてね
このクラスではそんな取り組みをしています。
これらをなぜやるのか?
…というと、それはそれはたくさん出てくるので、ここには書ききれません。私としては、むしろ、
なぜやらないのか?
…くらいに思っています。しかし、そんなことを思っているのは先生という職業の私くらいなもので、生徒の皆さんからしてみれば、
(めんどくせーよー)
とか、
(めんどくせーぜー)
とか、
(まじ、めんどくさいんですけど!)
とかなります。気持ちはわかります。私も皆さんの倍以上生きてきて、めんどくさいことたくさんさせられて、
「めんどくせー」
って言ってきましたから。ですが、世の中のめんどくさいことの中には、実はとてつもなく意義深いものがあります。その中のひとつが「書く」という行為です。皆さん、文章を書いていますか?
文章を書く力というのはとても重要です。社会においても求められています。大人になるとたくさんの書類を書きます。短いものから長いものまでたくさんです。それをいちいち、
(めんどくせー)
(文章書くの苦手なんだよねー)
って言って後回しにしていたら、上司に、
「おい、君は学校で何やってきたのだ!」
って怒られます。または、
(あいつやベーよ…)
って陰でバカにされるかもしれません。
まあ、そんなことを言っている私も、先生になるまでは全然文章を書けませんでした…(笑)。今も書ける人かと言われれば、自信があるわけではありません。しかし、ないわけでもありません。だって頑張ってこの学級通信書いてますもん。ちなみにこの学級通信の文字数は、1416字です。原稿用紙にすると約4枚分です。これだけの文章を毎週書いているのですから、書かない人よりは、書くことに関して鍛えられていると思います。
本校に長くいらっしゃるN先生もたくさん書く人です。毎授業B4一枚のエッセーを配布しています(来年をお楽しみに)。で、
「書く力は書かないと伸びない。ひたすら書くしかない」
と、おっしゃっています。
3年生になると、志望理由書とか、小論文とか、進路関係で書くということが増えます。これらは自分の将来に直結しているものです。書く力があるかどうかで、自分の将来が左右されるわけです。
文章を使って自分を表現できるかは、とても重要です。読むことも大切ですが、書くことの方が重宝されます。
インプットよりアウトプットする力の方が、今は求められています。
普通に考えれば当たり前ですよね。ブログの読者より、ブログ作家の方が注目されますし、Twitterのフォロー数より、フォロワー数の方がステータスです。
「おれ、Twitterのフォロー1万人だぜ!」
ってフォロワーだったらともかく、フォロー数だったらヤバいですよね(笑)
● 学習記録
● 行事の振り返り
● 試験の振り返り
● 学級ノート
上記は、みなさんが辛くならない程度の取り組みです(だと思っています)。アウトプットする行為は意識してできるようになってください。アウトプット(話す、書く)を磨くことができれば、きっと皆さんの人生は豊かになります。
裏面に、何人かの遠足の感想を載せておきます。良い文章とは、自分の気持ちや考えが述べられているものだと思います。一般的なことや事実だけでなく、その人の思いや考えが入ることで、読みたい文章になります。今後の参考にしてください。