【学級通信】(高校3年:第116号)副担任の大学時代
2019-06-28
どうも、副担任です(笑)。ていいますか、学級通信にこんなにスペースをもらって何でも書いていいよという担任の先生に初めて出会いました。何か書いてOKとことでしたので、担任の学級通信を楽しみにしていた人、お目汚しになってしまいますが、ご容赦していただければ幸いです…
でー何を書いたらいいかという話ですが、今回は
「物理に降臨する神」
でもしようかな…(ってか次回はありません…汗)。
私は学生のとき片道2時間近くかけて通学していた時期があります。そのときに一人の年上の女子大生と毎朝同じ電車になることに気づきました。ほぼほぼスッピンの女子大生でした。電車の中でいわゆる若い女性がスッピンというのは別の意味で目立つ時代でした(この時代とは「ガングロ・ヤマンバギャル」という生物が日本の女子高生を支配していたころです。
で…、女子大生が医大生であることが、持っていた本についていたロゴからわかり
「わー、頭いいんだなぁ」
とひそかに憧れとそれ以上の激しい嫉妬をしました(自分はとにかく理系に弱いんですよ…数字をテキパキと合理的に処理することができない、なのでそういうことのできる女性に←ある意味南キャンの山里亮太が入っている…)。なので勝手に「電車の女神」を妬んでました。
ところが、ある日電車が混んでいて、その女子大生の隣に立つことになりました。難しそうな顔をして読んでいたので、医学部って電車の中でも勉強しないといけないんだ、はぁぁ~と思ってふと見ると「基礎の物理」って書いてありました。基礎の物理??、よく見ると高校生の参考書です。んんんんん?、高校の物理ってナンダ、と思いました。家のパソコンを開きました。そしてニフティに接続してネスケを開き…(←担任の先生にだけしか伝わらないかもしれませんm(__)m)、今風に言うググったところ、その大学が偏差値50いかないレベルの医大ということがわかり、そんなところでの「物理の基礎」で(しかも高校参考書)難しい顔をする医大生…、果たしてこの医大生(最初の変換は「偉大性」(爆))はどのような医者になるのだろうか、女神は急にAKBレベルの神降臨になりました(←愛に行けるアイドルと同じ程度のありがたみ=つまりただの人という感じ)。
気にならなくなった頃からリアルに大学に足が向かなくなった私は、週5の学校生活が週4→週3→週2となっていきました。でも(当時の)大学というのは夏休みが異常に長いので前期3か月行くと夏休み完全に2か月なんで、うまく誤魔化すことができたんです(今じゃあり得ん)。
ちょうど夏休みに入り全く学校に足が向かないまま、女神の存在すら忘れ果てて…10月に後期が始まって仕方なく登校し始めると、例の医大生が電車にいました。いたいた…と思いながらふと見ると隣に背がちょっとだけ高い男子学生らしき姿が。カレシかな、と思いつつ
「かわいいふりしてあの子、やるもんだねと…」(♪待つわ)
と、どこから目線の独り言をつぶやいていました。その時には気づかなかったのですが、顔がややふっくらで、(そういうのに奥手な私は)カレシと美味しいものばかり食いやがって、と訳の分からない嫉妬をしていました(物理の本は「基礎の物理2」にはなっていましたが…)。
秋が過ぎ冬が来て、あまりのコロコロ感からようやく妊娠したんだということに気づきました。大学1年、しかも医学部生がここで妊娠したらどうなるんだろう?、大学を退学するのかな、みたいな人の心配をする私に神はしっかりとお仕置きを用意していました。
やさぐれた大学生活を送り続けていたその年度の1月の後期試験、数学数字コンプ(レックス)の中で数少ない授業に出続けた「教養の物理」という授業を、最後の最後で試験をすっぽかす(受けるのを忘れる)という大失態を演じてしまった。その年に必要な単位44単位のうち16単位しか取れず、もう留年確定→自分こそ退学か、という恐怖心で2月3月を引きこもっていました。で・で・で、3月成績表が通知が来てびっくり、教養の物理はなんと評価がB(高校でいう10段階の7)という、ありえない成績が来ました。いやぁ~物理大好き…んなわけなく、ただ単に担当教授が超高齢の方で、授業に1回も来ていない学生も評価C(10段階の4)をくれていたというミラクル神教授だったのです。これでギリギリ進級できたわけですが、そのツケは、翌年以降卒業するまで週6日出勤、朝9時から夕方18時30分まで空き時間なしの恐怖の大学生活後半戦の始まりとなりましたとさ…つるかめつるかめ(@@)
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