【第13回】情報リテラシー論
今回のテーマは、「画像認識の技術と流出問題」です。
カメラは元々世の中を撮るために作られたものですが、今ではネットで世の中を見ることが出来るようになりました。写真で世の中のことが分かるようになったため、AIに写真を学習させれば世の中のことが全て分かるようになります。
Pinterestで、世の中の写真を「ピン」して集めることによって、さらに自分好みの画像を集めることができるようになりました。世の中の写真をネットにあげて、ネットの写真をネットに保存するサービスが、Pinterestです。
Pinterestの画像は、Googleの画像検索からピンされている画像が非常に多いです。
Pinterestには「ズームイン検索機能」や「Pinterestレンズ」があります。
また、若者はInstagramを画像の検索エンジンとして使い始めています。
↑のように、「プリン」という同じ言葉の検索結果はサービスによって異なります。Googleは「定番」、Pinterestは「バスった順」、Instagramは「話題」ということを把握しておけば使い分けることが出来ます。
さらに、2015年より写真からキーワード検索(写真に写っているものは何か調べる)ができるようになりました。それ以前の2010年頃にもAmazonで本の表紙を画像から検索できる機能はありました。これらの間で、大勢の人がスマホでたくさん写真を撮りネットに上げる仕組みが出来たためAIの学習が進んだことがわかります。
ここで画像認識機能についていくつか紹介します。
↑どんなに上手くない絵を描いてもAIが何を描いているのか学習し認識してくれる
↑画像に書かれた文字を認識する機能
他にも、画像を瞬時に切り抜く機能や動画の中でなにが写っていたか分かる機能があります。
しかし、Facebookは2021年、顔認識の機能(個人を特定する技術)を終了したためこれに関しては進化が止まる可能性があります。
また、2次元の写真を3Dにすることが可能になったり、顔を認識して運転中に居眠りやながら運転を注意してくれるサービスがあったりします。
Googleの画像検索結果のページは勝手に他人のページを作って表示しているということになっています。これは著作権に違反しているのでしょうか。これに関して、すでに大勢の人が使っている機能であるため、サムネイル表示はOKという判決になりました。
↑について、画像流出の原因となっているのは「スクリーンショット」です。スマホなどでいくらでもスクショできるようになったため、画像のコピーがしやすくなりました。その影響で法律も変わりました。
↓まとめ
今回は以上!