【第12回】情報リテラシー論
今回のテーマは、「ラジオと音声技術の未来性」というテーマでした。
インターネットが普及したことで、ラジオの事業収入は減少しています。
ちなみに、AMラジオとFMラジオでは電波の種類が違います。例えば、AMラジオは遠くまで電波が飛びますが、音が悪いです。一方で、FMは電波はそれほど遠くまで飛びませんが、音が良いです。
先ほども述べた通り、ラジオの事業収入は減っていますがラジオには「音声のみ」の良さもあります。「防災ラジオ」は、その一例です。
将来的に、AMラジオをなくしFMラジオでの放送のみに一本化することも発表されています。海外では、すでにFMラジオまでもなくなっている国(ノルウェー)があったり、AMラジオが終了している国(ドイツ、フランス)があったりします。
そんな流れの中、ラジオの代わりになるものは「インターネット」です。
2010年から、インターネットでのサイマル放送「radiko」がスタートしており、全国の地方局のラジオがインターネットで聞けるようになっています。radikoには、住んでいる地域によらず全国各地のラジオ番組が聞けるエリアフリー機能と放送時間を過ぎた後でも聞くことができるタイムフリー機能があります。(実際、高校時代にラジオ好きな友達がradikoを利用していました。)
radikoの他にもインターネットでのラジオ放送サービスは存在していましたが、今ではradikoとNHKの「らじる★らじる」のみとなっています。
ラジオの代わりになってくるものとして「ポッドキャスト」があります。
これは、Appleが始めたサービスですが、素人でも番組を持つことができます。Anchorというサービスを使えば、 Apple、Google、Amazon、Spotifyなどのポッドキャストの番組の中に自分の番組を同時に配信することができます。
また、GoogleのPodcastマネージャーを使い、音声配信の可能性について、動画コンテンツで話している内容と音声のみで話している内容を同時に比較してみると、音声コンテンツの方が最後まで聞いている人の方が多いということがわかったようです。(TVcmの間に中断することがないため)
音声入力の精度が非常に高くなってきているので、手動入力よりも早く文字を入植することができます。
しかし、音声入力で検索した時の音声は録音されています。GoogleやAppleはこのように音声データを集めることで自動的に人工知能に学習させるようにしています。
そのためにも、アレクサなどのスマートスピーカーを発売し、音声データを集めることでより精度を高めようとしています。
ツイキャスや、Facebookの音声ライブ配信などSNSで音声ライブ配信するサービスが多く出てきています。最近では、Twitterのスペースのようにコミュニケーションが取れるものもあります。