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社会的責任投資と卓球の関係

こんにちは、株式会社アイリッジ取締役の渡辺智也(わたなべともや)です。キャリアや仕事の話が中心のこのnoteですが、時々息抜き的に、プライベートなことも書いてみようと思います。

<目次>
1.MBAで出会った「SRI」という考え方
2.人生の軸でもある「卓球」

1.MBAで出会った「SRI」という考え方

楽天在籍中の2010年2月~2011年7月までの1年半、米国ミシガン大学Ross School of Business Global MBAコースに留学していました。
留学前から大学院に出願するエッセイを書いていたのですが、その時に出会ったのが「SRI」という考え方です。SRIとは、Socially Responsible Investmentの略で、社会的責任投資と訳されます。
企業価値を考える際に、従来の財務的側面だけでなく、企業として社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility、社会的・倫理的側面など)を果たしているかといった状況も考慮することをいいます。
最近では環境問題などに積極的に取り組んでいる企業などにも注目が集まっていますね。

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正直に言うと、留学を考える前はこうした考え方にまったく関心を持っていなかったんです。
営利目的の企業が実施するCSR活動は限定的でしかなく、さらに企業のCSR活動を考慮した投資活動なんてうまくいくのかと疑問をもつほど…。
きっかけはミシガン大学のCKプラハラード教授が提唱した "the bottom of the pyramid" というマーケットの存在です。貧困を解消し、かつ企業としても利益を上げられるという考え方に強く興味を持ちました。留学生の中には、彼の理論を深く学びたいという学生もいて、実際に学生でありながらNPOを立ち上げて活動している方もいました。自分もなにか行動をしたいと思いながらも、ただ、SRIを自分らしく実現するための具体的なビジョンが描けないまま、帰国して数年が経っていました。

2.人生の軸でもある「卓球」

そんな中、2014年に長女の小学校入学の際に紹介されたのがPTA卓球部。
「そうか、PTAとして学校や地域と接点を持つことは、社会人として/親としての社会的責任を果たすことにつながるかもしれない」
「中学時代に卓球部だったから、自分でも役に立てることがあるかもしれない」
「仕事の忙しさからくる運動不足解消にもなるかな」
と気軽な気持ちで参加をしたのをきっかけに今では卓球にドはまりし、多いときは週6回10時間以上も練習場でラケットを握っています。SRIにあるような、どでかい社会課題を解消するための活動ではないけれども、自分の好きなことと役に立つことをあえてリンクさせて正当化していますw

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卓球の素晴らしさを挙げるときりがないのですが、一番面白いな、と感じているのは年齢層の多様性から来る創意工夫。
練習場では、下は2,3歳から上は80代以上の人までが楽しんでいて、戦略次第で40代の私でも簡単に負けてしまうことすらあります。
「なぜ負けるのか?!悔しい!!」
こうした人間らしい感情を味わうことで、自分の中に隠された闘志が目覚めたり、もっと強くなりたいと技術を勉強したり、年齢の上下関係なく教えあったり、ということが仕事のみならず人生への刺激になっています。

実はPTAとして年に1回大きな試合があるのですが、一昨年その大会で惜しくも負けてしまい、昨年リベンジを誓っていたのですが、COVID-19の影響で試合が中止に。2021年度こそは雪辱を果たすべく、一層練習に熱を入れようと思っています。

他にも同僚と海釣りに行き、じっくりお互いの近況を共有することも。
アイリッジでの仕事を全力で行うためにも、プライベートも全力で、が私のモットーです。

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