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「ない仕事」の作り方の読書感想文
▼読んだ本
「ない仕事」の作り方
▼読んで印象的だった部分
「マイブーム」「ゆるキャラ」などの新語を生み出したことで知られるみうらじゅんが、
それまで世の中になかった仕事をどうやって仕事として成立させてきたのかについて書かれた本
みんながまだ興味がないときに、
企画を立てる
情報、物を集める
ネタを考える
発表の場所や方法を考える
接待
を全部自分一人でやる(一人電通)
接待は大事
前例のない「ない仕事」をしようとしてるのだから編集者などへの接待は当然やる
才能があって接待がない作家と、才能はそこそこだけど接待がある作家
編集者が最終的にどちらを選ぶかを考える
自分が複数持っている連載の中で話題にして流行っている感を出す
自分を洗脳する
第一印象が悪くてもそれに関する情報やものを沢山集めて自分に好きだと暗示をかける
自分なくしをする
世の中に存在しない仕事だからこそ自分を主張してはいけない。
そこで自己主張をしてしまうと、世の中からすぐに「必要がない」「欲しくない」と気付かれてしまう。
あたかもなかったものが流行っているかのように主語を変えてプレゼンしてみる。
すると人々は「流行っているのかな?」と目を向けてくれるようになる。
ない仕事を仕事をするためには不自然体でいることが大事
不自然なことをやり続けるためには飽きないフリも大切
実際は飽きてるけど、もう飽きたと言ってしまうことは自然
人に「え!?まだそれやってるの!?」と驚かれるほど続けなければ面白くない
そして平然と「好きだ」と言い張ることも大事
安定してないふりをする
仕事を得るには不安そうに見える方がいい
ない仕事は趣味みたいなものと思われても仕方がないので、本当は楽しくて仕方がないくせに、「私も大変なんですよ」というふりをして、ごまかすことも重要
歳を取ってくると勝手に権威がついてくるのも厄介
なので、「権威・濃過ぎ」と自分を戒めながら生きている
グッときたことも、この説明のしようのない面白さを、まだ具現化する段階には至ってないなと思えば寝かせる
sinceとか
たまに話してみて、人がどこに食いつき、どこに興味がないかを探る
面接も接待
仏教中学の面接で仏像への愛を熱心に語り面接官に「君のような生徒を待っていました」と言われ、気持ち良くさせた
何かを好きなるというのは、自分を徐々に洗脳して、長く時間をかけて修行をして、対象のことを深く知ってからでないと、長続きもしないし、人を説得することもできない
自分で作り、「なんだこれは!?」と自分でツッコミ、人が驚き振り返る
これがない仕事の本質
ない仕事とは依頼もないのに勝手にやった仕事
ブームというのは「勝手に独自の意見を言い出す人」が増えたときに生まれるもの
逆境を面白がる
1日に1本しかバスがない地獄表
▼今後の活用ポイント
自分なくしとは言っているが、
実際は自分があって、その上で、どう自分が面白いと思うものを相手にも理解してもらうか?
そのためには自分をなくして、面白いと思うものを主語にして伝えていく、それこそが自分なくしなのかなと思った
仏教中学の面接で面接官を気持ち良くさせて(接待して)合格した話も自分なくしに通じるが、
自分が好きなものを貫きつつ、
それを認めてくれそうな相手を選びながら、どう周りに理解してもらえるように落とし込むかに長けている人なのだなと思った
自分は自我が強いので、自分なくしというか、面白いと思うものを主語にするという意識を取り入れて発信していこうと思った
「権威・濃過ぎ」は言葉としてめちゃくちゃ面白いし、自分も34歳なので気を付けたいと思った
そして自分でも気付かない間に「権威・濃過ぎ」状態になってる人って確かに多いよなーと思った
みうらじゅんは自分で自分のことを才能はそこそこだけど接待がある作家と言っていたが、
才能もあって接待もできる作家だと思った
鬼に金棒感が半端ない
また、全編通して本気で言っているのか怪し所もあり、そこがみうらじゅんのすごい所でもあるなと思った
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