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「みーぱのじかん」で出合う新しい体験の機会

みんまなPJの下村です!
2024年4月より、学童内で毎月新しい体験ができる「みーぱのじかん」が、当社の子会社である「久ヶ原スポーツクラブ(KSC)」が運営する学童「くがはらキッズ」で始まっています。


「みーぱのじかん」ってこんなサービス。

『みーぱのじかん』は、株式会社meepaが2023年に始めた、保育園・幼稚園や学童に通う子どもたちが毎週新しい体験をし、“好き”を見つけるためのサービスです。園や学童から預かった時間枠に対して、meepaと提携する習いごと事業者を派遣し、出張レッスンを提供します。

meepa | 子どもの本当の好きに出会う 課外活動マッチングサービス

課外活動マッチングサービス「みーぱの時間」

KSC日野クラブ長に、話を聞きました。

「みんなにまなびをプロジェクト」メンバーでもある日野クラブ長

ー「みーぱのじかん」導入の経緯を教えて下さい。
「くがはらキッズ」では、併設するスイミングクラブやお稽古教室「スキッパーズ」で、従来から子どもたちに様々な体験の機会を提供してきました。第4週目にだけ、プログラムのない空き時間があったんです。その時間を使って何かできないかと考えていたところ、共通の知り合いから株式会社meepaの山中代表を紹介してもらいました。お話を伺ううちに、これなら「くがはらキッズ」に通う子どもたち・保護者さまに、いち早く新たな付加価値を提供できると思いました。

くがはらキッズ 学童保育|久ケ原スイミングクラブ (kugahara-sc.jp)

ーどんな体験ができるのでしょうか?
アナウンサーによるワークショップ、動画制作体験、サウンドクリエーター体験、子どものファイナンス勉強会、パルクール体験など、多岐にわたる体験があります。学童に通う72名の子どもたちに、新しい体験の機会を年間20回以上も提供することができるようになりました。

話し方総合スクールで、現役のアナウンサーによるワークショップ
現役映画監督が主催する動画教室で、動画制作体験

ー導入の決め手を教えてください。
やはり、山中代表の想いに共感できたことですね。「子どもが本当の好きに出合うためのキーポイントは多様な体験」という考えは、私たち「くがはらキッズ」の考えにも共通しています。お子さまを単に預かるだけでなく、いろいろな経験・体験をさせてあげたい。「くがはらキッズ」に通うことで、キャリアにつながる体験ができ、将来の選択肢が広がればうれしいです。

ー何名くらいの子どもが参加していますか?
各回10~20名ほどが参加しています。現在は有志のみですが、全員参加のプログラムとして取り入れていくことも、視野に入れています。

ー子どもたちの感想は?

「楽しかった!」という声が最も多いです。保護者様からは、「初めての体験なので、刺激になっている」「体験の幅が広がった」といった声がある一方、「低学年には難しい」という声も。確かに、低学年と中学年では興味の対象も異なるので、住み分けは必要かなと思いますね。

「みーぱのじかん」山中代表にもインタビュー!

山中健太郎CEOは、2児の娘の父でもある

ー起業の経緯を教えてください。
ぼくはもともとコンサルティング会社に勤めていました。その中で次第に気づいたのは、仕事の時間が生活の大半を占めるのに、大企業のエリートにも義務感で(あまり楽しそうじゃなく)仕事をしている人がとても多いこと。
情熱をもって生きるには、どうすればいいんだろう? 出産を機に、「子どもが本当に好きなことに出合える手伝いをしたい」と想い、2020年に当時所属していたベンチャー企業の新規事業として、meepaのアイデアを形にし始めました。

ー最初から現在の事業ドメインだったのですか?
それが、最初の2年間は、保護者向けアプリを開発していました。性格診断をした上で、お子さんにあった近隣の習い事を紹介するサービスを作ってみたり、イマドキのUI/UXで固めた格段に使いやすい習い事の検索サイトを作ってみたりと、試行錯誤していたんです。2023年2月に、現在の「みーぱのじかん」の形に落ち着きました。「本当の好きを見つけるためには、多様な体験の機会を子どもに与えることが肝心である」という発想は、今もずっと変わっていません。

ー「みーぱのじかん」保護者にとってのメリットは?
保護者は、思い込みで子どもの体験の範囲を狭めていることがけっこうあるんです。例えば「自分がこれが好きだったから、わが子もこれが好きなはず」と考えてそれしかさせなかったり、その逆もしかりです。
数ある習い事の中からわが子にあったものを探し出し、体験レッスンに連れて行くのも一苦労だし、金銭的に余裕のないご家庭もあります。普段から通っている園で多様な体験ができる「みーぱのじかん」では、時間面・費用面・情報面で、その手助けをしているイメージです。

ー体験格差の解消にもつながっているように思います。 
「みーぱのじかん」は体験格差の解消に貢献できると考えています。体験格差が生まれる要因は、所得格差に加えて、保護者の時間的余裕、収集できる情報量などもあります。「みーぱのじかん」を導入している保育園・幼稚園・学童に通っている子どもには、等しく体験の機会が与えられる。共働きで時間がなかったり、経済的に余裕がなかったり、家庭の事情で習い事に通うことが難しい子どもであっても、分け隔てなく参加できます。

ー今後の展望を教えてください。
今は首都圏のみでサービスを展開していますが、ゆくゆくは全国に展開していきたいですね。かといって、会社が短期間で急成長することは求めていません。「うさぎとかめ」でいえば、かめです。時間がかかってもいいから、いつの間にか社会に必要となっている会社になっていることを目指しています。

小学生の子どもを持つ親として。

「みーぱのじかん」は、経済産業省主催『次代のEdTechイノベーター支援プログラム』に採択されるなど、要注目のサービスです。今の日本では、教育格差だけでなく体験格差も問題になっていますが、その体験格差の解消にも貢献できる可能性を秘めています。
また、私、下村にも小学生の子どもがいますが、子どもの習いごとはどうしても親の情報量や興味に範囲が狭まりがちです。さまざまな体験をさせてくても、共働き家庭だと平日は身動きが取れず、土日は習い事も満員だったり、連れていく余力がなかったり…。
なので、「子どもたちへの多様な体験機会の提供」を担ってくれるサービスは、子どもを持つ親にとっては大変ありがたいこと。
さまざまな園や学童で、同様のサービスが受けられるようになればいいなと心から思います。