カメラかスマホか〜異国の地にて〜
はじめての場所に行った。
そこでは、人々は全然カメラを構えていなかった。
どうしよう。
そんなことを思いながらスマホで写真を撮っていた。
背中のリュックには、カメラが入っている。
スマホなら気軽に撮れる。スマホなら恥ずかしくない。スマホなら安全?スマホなら空が自然と綺麗になる。スマホなら・・・
でも、本当は持ってきたカメラで撮りたい。
周囲の様子を見ながら、この場所の治安を感じ取る。ここはかつて、大規模デモが起きた場所。
うん。大丈夫かも。
港の展望エリアで、モデルの撮影をしている女性たちを発見。
あ、イケる!
確信。
カバンからカメラを出す。
周囲の視線・・・。気にしない気にしない。
「よし、撮るぞ。」スマホでとるときよりも気が引き締まる。
カメラを構えていると、やはり、視線を感じる。でもだんだんその空間にカメラが馴染んでいく。遠慮なくどんどんシャッターを切る。
楽しい。楽しい。この撮影体験はやっぱりカメラならではだよな〜
あ〜楽しかった。
身の危険もなく、スナップが楽しめた。
その場所をキリトル楽しさ。そして、あとから現像して見えてくる楽しさ。
やっぱりカメラは楽しい。
カメラを持ってきてよかった。
カメラだからこそ狙える圧縮効果、カメラだからこそ得られるボケ感。カメラだからこそ得られる画角、解像感。
次の日の朝、別の場所を散歩。
カメラを向けていると、周囲の人も面白がって私がレンズを向けている先を撮影しようとする。撮影の連鎖だ。嬉しい。
そして、香港の人は、私がカメラを向けていても、そのまま画角に入ってくれる。気を使わない。ありがとう。ありのままを撮れる。
その国のその地域はお写んぽが楽しめるかどうかの判断は難しい。この慎重さを忘れずに、これからもスナップを楽しんでいきたいな。