イタリア滞在24日目

イタリアに限らずヨーロッパに共通することかもしれないけれど、プライベートな庭園はゲートの奥にある。ゲート以外は塀に囲まれていて見えない。まるで秘密の花園。本当に綺麗な場所はみんなには見えないところに置いておく。それがヨーロッパの人生観なのかなと感じている。日本は塀が低かったり、見晴らしが良かったり、囲い込まない文化（だと思っている）。神社と教会は結界としての外観の違いが大きいよね。
サムネはアパート居住者専用のプチ庭園。

街中には「Fotocopie」と書かれたお店がたまにある。イタリアにはコンビニはなく、あるのはタバッキ。タバコをメインで売る便利屋さん。でもコピー機はない。Fotocopieはまだ利用したことがないけれど、USBで印刷できるらしい。

ジョジョっぽい

今日のメルカートはMercato Benedetto Marcello。通学路近くにある。
イタリアに来て2つ目に行ったメルカートだけれど「あれ、こんなもんだっけ」と小さく感じた。昨日キノコを多めに買わせたおじさんもいたし、やっぱりみんな日毎に場所を移しているらしい。先週Lamponeを買ったときのおじさんもいたから、みんなそれぞれナワバリがあるのだろう。

メルカートにはお花屋さんもあります

日本でハチミツって言うと単一品種で、純粋ハチミツか否か、アカシアかメープルシロップくらいの区別しかないけれど、イタリアには種類がたくさんあって。Millefiori、Acacia、Castagno(栗)、Girasole(ひまわり)、Melata(甘露密)、Polline(花粉荷)、Tiglio(菩提樹)、Eucalipto(菩提樹)など。全部試したい。

今朝のバールです。語学学校の近く。お昼過ぎに行くと綺麗な服を来た人たちがビシッとしているお店だったのだけど

朝行くと気の抜けた格好で仕込みをしていました。
ビストロだもんね。仕込みあるわな。

帰り道にいつも混んでいるお店があって。Mensa、イタリアの学食的な立ち位置と思われるお店。近隣には企業がたくさんあって、そこの人たちが通っていると思われる。いつも混んでいて安いからさぞや美味しいのだろうと思ってprimoを頼んでみたのですが

Scialatielli al ragu di salsicca。ミートソースきしめん、みたいな品が出てきた。シャラテッリを頼んだことがなかったのと、サルシッチャ、肉肉しいものが食べたい気分だったから頼んだけれど全然サルシッチャじゃなかった。しかもトマト味が強くて給食で出てくるミートソーススパゲティみたいな味だった。いまいち過ぎて「僕に作らせろ〜〜〜！！」という気持ち。
麺だけはしっかりしてるからお腹はいっぱいになるのが口惜しい。お腹空いていたら家で食べ直すのに（家に帰ってから肉だけ摘んだけども）。

あんま外食しないから初めて見たんだけど、オリーブオイルとバルサミコ酢が全座席に置いてあった。パルメザンチーズも後から出てきた。味がイマイチすぎてチーズとオリーブオイルを多用した。これで美味しくなってしまうのがイタリア料理のすごいところ。

バール併設で、ご飯を食べ終わった人たちが一杯かましている図

すっかり秋ね

5年前にイタリア旅行した際に「お店はしっかり選ばないといい店に出会いない」という教訓を得ているので軽い気持ちで外食するのは避けておりまして。「美味しい」という確信が得られるまではランチ、ディナーには行かないようにしています。今日は動物性タンパク質を身体が欲していたから入ったけれど。

この滞在日誌では日々の気づきをメモしていますが、空き時間にはイタリア語の勉強をしておりまして。往復15キロの語学学校から帰ってから勉強していると、どうにも集中力がもたない。これはランチにワインをいっぱい飲んでいるせいかと思って今日はワインを飲まずに勉強していたのですがやっぱりもたない。というか眠い。

布団でうとうとしていると思ったのが、毎日15キロ歩く生活なんて人生初めてだから身体が疲れているのではないかと気がつきました。15キロ歩いたらそりゃ眠くもなる。でも体型維持できているし、いいリフレッシュになるし、ミラノのこと知れるし、メリットの方が大きいんだよなぁ。

 明日は語学学校の中間テスト？があります。今日の授業はテストのための練習日。先生に「リスニングのための教材をください」とお願いしたら音源を共有してもらえたのですが、「他の人もいる？」との呼びかけに「要らない。リスニングは簡単だから」とメキシコの方が答えていたのが軽くショックでした。

ヨーロッパの人にとっては他国の言葉でもリスニングは簡単みたい。スペイン語はイタリア語と似てるからというのもありますけども。文法とか、語彙とか、動詞の活用は他のみんなよりできている自信はあるのだけどリスニングや発音はどうしようもないね。日本語と違いすぎる。