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タケノコのフリット イタリアンレストラン da Rio・西荻窪
「記憶がフレッシュなうちに書かないと~」とまいにち思ってるのだけど調理欲と研究欲が勝って記事ストックばかり溜まるまいにちです。こんにちは。
近々で西荻窪にまた食べにいくので前回の西荻窪の思い出をまとめます。お友達と3人で行きました。以下、頼んだメニュー。
冷たい前菜 北海道江丹別の自家製プロシュートコット ルッコラと山ワサビがけ
温かい前菜 稚鮎、タケノコ、蕗の薹、こごみ、イサキの白子 フリットミスト 自家製カラスミがけ
パスタ 真イワシ炭火焼きとフェンネル、松の実、ケッパーのトマトソース シチリア
メイン 豪州 仔羊 藁で燻したロースの炭火焼き
ドルチェ カッサータ、チョコラータ、キャラメルナッツのセミフレッド
サムネイルは温かい前菜のフリットミスト(Fritto Misto)で、Mixed Fried、揚げ物の盛り合わせ。フリットというのは「揚げる」という意味で、つまり効率的に水分を抜く作業。水分が抜けて疎になった食材に味や香りを入れて楽しむもの。
僕も最近は魚介のフリットを作ったりと練習しているわけですが、この日一番感動したのがフリット、特にタケノコのフリットでした。
父の趣味が山菜採りやキノコ採りだったので、毎年春や秋になると山の幸がたくさん並んでいて、それこそセージの天ぷらやキノコ汁などを北海道の実家では堪能したものです。
しかし当時、どうにも好きになれなかったのがタケノコ。なぜなら味も風味も薄いから。そしてその割には食感の主張が強い。タケノコの炊き込みご飯などいくつかの料理を実家で食べたことはあったものの、どうにも苦手意識がある食材でした。
その概念が覆されたのがダリオのフリット。衣を纏ってフリットされたタケノコにカラスミの塩味と香りが入ってなんとも素敵な一品。タケノコってこんなに美味しかったっけ。
この日初めて気がついたけれど、タケノコって味よりも食感を楽しむ食材なんですね。醤油漬けや炊き込みご飯で生の食感を活かすよりも一枚衣を被せて味と香りをまとわせた方が断然魅力が輝く。食感がすごく生きる。そのことに気付くことができました。ダリオありがとう。
以下は食レポ写真だよ。
Grazie per leggere. Ci vediamo. 読んでくれてありがとう。また会おう!