【苦言】日本音楽産業のダメなトコ【え!?】
いやはや。オリ、パラが終わったいま、ワシらが注目できるんはニコるんとみちょぱの関係性だけになってしもうたな。
あの間柄は日本芸能史上でもかなりのレアケースで、年間通して風物詩とするべきや。
あれこそ平成以降の日本が失ってきた、「粋」、「乙」を令和によみがえらせとんねん。
それに比べてというべきか、それにつけてもというべきか、音楽産業はどないなっとんねん。
別にフェスがどうこう、ファーストテークがどうこう、言いたいわけちゃうねん。それ以前の話や。
これはいい機会やからいっぺん思い出してみましょうや。内田裕也はんのキーワードはなんやったっけ?
ご名答。「ロックンロール」や。裕也はんは自分のジャンルをちゃんと口に出して言うとった。ワシ、あれ、発明やと思う。
自分がこれまで何してきたんか、そしてこれから何するのかをちゃんと自己申告しとった。なかなかできることちゃうで?
ホンマなら、国は、重要無形文化遺産として登録すべきなんよ。いまからでもおそないで。
それ踏まえて、今日日の音楽コンテンツ見てみいな。だれもこの伝統を受け継いでおらへんのや。
例えば、『Mステ』で宇多田ヒカルが「あ、どうも、宇多田ヒカルです、JPOP」って言うたこと1回もあらへんやろ?
別に、「最近はややヒップホップ、宇多田ヒカルです」でもええねん。ええねんけど、だあれも言えへん。言えへんのや。
知らんけど、どうせフジロックでも、「どうも電気グルーヴです、テクノ」って言うとらへんのやろ?
そんなんアカン。アカンねん。せっかく令和になったんや。みんなもどんどんカミングアウトして行こうぜ。
ウィキリークスの時代はもう終わっとんねん。これからはセルフリークス。そう、セルフリークスしていかんと。
略して「セフリ」。どうした?ワシはなんもやらしいこと言うてへんで?
てなわけで、平愛梨にマジックのネタバレされたセロを観なあかんから、この辺で失礼させてもらうわ。
ほな。
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