『そこに居る』という勤め
介護をする人や医療従事者の方々には『リロケーションダメージ』という言葉を聴いたことがある人も多いと思います。
リロケーションダメージとは急激な環境変化に適応できずに、心身に重篤な不調をきたす状態で、特に高齢者が施設入居や転居、入院などをする際に起こりやすい現象です。
これまでの日本は、施設や自宅で治療できるような症状でも気軽に入院したり、療養型の病院に転居したり、あるいは老人保健施設で数か月過ごしたりと、高齢者の方があちらこちらに移るという方法しかありませんでした。
特に病院など、その人の人格というよりは”症状”と向き合う治療の世界では、もはや自分自身が何者か?すら分からなくなる状態です。これは高齢者でなくとも、しっかりしているつもりの私たちですら簡単に陥りやすい状況なのではないでしょうか。
ですが、浄風園の介護士たちは、入院や転居どころか、単なるフロア移動でも、その方々のことを一人一人慎重に考えます。
****
ところで。
今日もお元気で何より。
自由にお散歩なさり、医務室に遊びに来て下さった時は、とっても嬉しかったです。
あ、そうそう。
先日、皆様のご家族様にブログにお写真を載せても大丈夫でしょうか?というアンケートを募らせていただいた際、みんなのアイドルM様のご家族様より、イエスorノーに〇を付けて下さるだけでなく『短い動画もアップして貰えたら嬉しい』というコメントをいただけて、凄く嬉しかったのです。
残念ながらこのnoteのシステムに動画をアップできる機能が無かったのでホームページ左横に表示されているフェイスブックの方にアップさせていただきました。
いつも本当にありがとうございます。
ぐっと寒くなりましたが、皆様がホカホカでお過ごしになっていますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?