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能登半島の美味探訪 コーストテーブルで味わう自然の恵み

年越し前、私は石川県の能登半島、穴水町にある「コーストテーブル」を訪れました。しかし、訪問した直後に、能登半島で大地震のニュースが伝わりました。この地域の皆さんが無事であり、早く日常生活に戻れることを心から願っています。

「コーストテーブル」は、穏やかな海に面した、小さな牡蠣料理の店です。店主は漁師で、自ら養殖した牡蠣を使った料理を提供しています。12月から5月下旬にかけての牡蠣のシーズン中は、特に新鮮な能登かきを堪能することができます。

店主の齋藤祥江さんは、もともと飲食業の経験はありませんでしたが、地元の牡蠣料理店で働いた後、自身の店を開業しました。お店では牡蠣シーズン以外にも、旦那さんが捕ってきた魚を使ったフィッシュバーガーやピザ、フライ定食など、能登の食材にこだわった料理を楽しむことができます。

店内からは、店主が牡蠣を捕る様子を見ることができる大きな窓があります。新鮮な料理と里海の自然が織りなす、訪れる人々にとって特別な体験を提供するお店として知られています。店舗は石川県鳳珠郡穴水町中居南2-107に位置し、穴水駅から車で約10分の場所にあります。

「コーストテーブル」は、特に牡蠣のシーズンには、その美味しさを求めて多くの客で賑わいます。水曜日が定休日で、営業時間は11:00から15:00までとなっており、多くの人々がここで能登の味を堪能しています。

同店では、能登牡蠣に「幻のきのこ」と呼ばれるはなびらたけを加えたアヒージョも提供しています。はなびらたけは標高1,000メートル以上の高山で育ち、その希少性と美味しさから「幻」と称されています。白い花びらのような見た目のこのきのこは、アヒージョに独特の風味を加えることで、料理の味わいを一層引き立てます。

能登半島の自然が育んだ素材を使った「コーストテーブル」の料理は、訪れる人々にとって忘れられない味覚体験を提供します。能登の海の幸を存分に楽しみたい方は、ぜひ一度足を運んでみてください。そして、最近の地震に見舞われた地域の皆様の無事と、一日も早い日常への回復を心から願っています。

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