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ノンケミカル日焼け止め EltaMD新作 〜アンチエイジングとブルーライトブロック効果、ついでに日焼け止めのおさらいも〜

EltaMDは、アメリカで皮膚科の先生の推薦No1の大人気かつ老舗のノンケミカル日焼け止めブランドです。パッケージは地味だしオシャレな感じでもないのに、いいお値段がするので、あまり心惹かれんな〜と二の足を踏んでいたのですが、実際使ってみると私もリピートあり!になりました。

今までは、UVクリア(ジェルに近い軽いテクスチャ・ナイアシンアミドたっぷり配合)と、UVエレメンツ(ウォータープルーフ・乾燥肌用)の二種類がお気に入りだったのですが、新作が出ていることに気がついて、どんなものか調べてみることにしました。スキンケアオタクとしては調べずにはいられません笑。

エルタMD UV リストア ブロードスペクトラム SPF40

2色で発売
よく見るとお兄さんの目元に、色なし(白)と色付き(肌色)がついてます!馴染みすぎて見過ごしますよね^^;

リストア (restore/回復)と名前がついてるだけあってアンチエイジング効果を強化した商品のようです。補足ですが、アメリカにはUVA防止効果を示すPA+とかPA+++といったPA基準はありません。なので、UVAブロック効果がある日焼け止めには「ブロードスペクトラム」とつけることになっています。SPFがUVB ブロックの指標ですので、この商品は「UVAをブロックし、UVBは40分間ブロックします」ということになりますね。ちなみに、日常生活ではSPF30以上、アウトドアの時はSPF50〜60以上推奨ですので、この商品は普段使い用にデザインされた製品です。

どのくらいの量の日焼け止めを塗るべき? スリーフィンガー法

脱線しますが、日焼け止めの推奨量についておさらいしておきます。SPFは1㎠あたり2 mgの日焼け止めを塗った状態で測定されますので、表示のSPF相当の効果を得るためには、かなりの量を塗らないといけません。私たちの顔の大きさにもよりますが、大体1 mL。(※顔面積の換算方法によって多少誤差があります)。

1 mLがどれくらいか分かりにくいので、指で測ってしまおうというスリーフィンガー法をご紹介します。アメリカのソーシャルメディアで流行っている方法で、顔(顔・耳・耳裏を含む)あたり指3本分の日焼け止めを塗る方法です。Joは、これを応用して1指目にSPF入り保湿剤、2指目に日焼け止め、3指目にBBクリーム・ファンデ、といった3層で塗っています。各層を塗るごとに、着替えをしたり・朝食を食べたりと、時間をあけて塗り重ねることで、ベタベタ地獄はマシになる気がします。製品の質感によって、出る量に差があるので、ツーフィンガー法(2本指分)を薦める人もいます。ご参考まで^^

成分を覗き見

さて本題に戻って、エルタMD UVリストアですが、100%ミネラル日焼け止め、スクアラン配合で保湿効果UP、ジンジャー抽出物異性化糖・ビタミンC・ビタミンE配合でアンチエイジング効果がある、とのことです。

ジンジャー抽出物の効果?
エルタMD公式HPやポーラズチョイスの成分辞書によると、複数の科学研究によって、ジンジャー抽出物の外用による抗酸化、抗炎症作用・アンチエイジング作用が示されているとのこと。また、ある動物を用いた研究において皮膚の傷の修復作用が示されていて、ジンジャーには肌に嬉しい効果がたくさん期待できる、とのことです。ただ、スキンケア成分としての評価は5段階中の4(効果があるが、安定性・皮膚への浸透・使用感を改善する必要がある)。

異性化糖って?
ポーラズチョイスの成分辞書によると、効果の確率した保湿成分とのこと。つまりヒアルロン酸と同じように水を抱え込む成分ですね。
異性化糖は、水を抱え込む性質のある糖を異性化(化学式を少し変えること)することで作られます。異性化することで、皮膚にもともと存在する天然の保湿成分であるNMFと同じような働きをするようになりますので、結果として非常に良い持続的な保湿効果が得られます。異性化糖はまた、皮膚表面のバリアを強くするために、排気ガスといった環境からの有害成分からの害を受けにくくします

ブルーライトからの保護?

さて、この製品には、色なし紫外線だけでなく、赤外線・ブルーライトによる害からの保護、と書いてあるのですが、どこから赤外線・ブルーライトに関する文言が出てきたのか気になります。

結論から言うと、抗酸化成分配合なので付いているようです。原因が紫外線であれ赤外線であれブルーライトであれ、光のエネルギーによってフリーラジカルが皮膚で発生したときに、抗酸化成分が入っているとフリーラジカルを減少できる、と言う理屈ですね。最近、ブルーライトなどの可視光線による皮膚ダメージが注目されているので、化粧品産業では抗酸化成分配合の時に、ブルーライトからの保護という文言を付けるのが流行っているみたいです。

色付き日焼け止めによる可視光線ブロック効果

ただし、色付き日焼け止めは、色なし日焼け止めに比べて、可視光線ブロック効果が高いことは知られています

可視光(ブルーライトなど)は、場合によっては肌に害を与えることがわかってきました。例えば、可視光は、もともと肌の色素が濃い方で特にに、炎症後の色素沈着を悪化・長引かせる作用があると報告されています。ブルーライトは、可視光の中の他の波長の光と比べても、メラニン色素合成を促す作用が強いので、可視光の中でも特にブルーライトによる肌ダメージは注意すべきかもしれません。(出典:Harvard Health Publishing

メビウス製薬HPより引用

では、なぜ色付き日焼け止めには可視光ブロック効果があるのでしょうか?
日焼け止めに色を付けるときは、黒色・赤色・黄色の酸化鉄を、白色の二酸化チタンと様々な比率で配合することで、肌に馴染む日焼け止めの色を作ります。そして、これらの酸化鉄と色素用二酸化チタンは、可視光を反射する働きがあります。色素成分の中でも、特に酸化鉄にブルーライトをブロックする効果が高いと言われています。

こういった色素用成分は、「有効成分」としては表示されていないものの、色素沈着をしやすい肌や、炎症を起こしやすい敏感肌には、特に有効である、という報告がますます増えています。色付き日焼け止めと色なし日焼け止めを比較すると、色付き日焼け止めは、皮膚炎の再発を抑えたり、色素沈着を減らすことが報告されています。(出典:Harvard Health Publishing

ここでは出典としては、1つしか出していませんが、ブルーライトによる肌ダメージに関する科学的根拠はどんどん増えているようなので、10年後には酸化鉄は「有効成分」にランクアップしているかもしれませんね。筆者は、シミを隠す目的も兼ねて、色付き日焼け止めを使うようにしています笑。

個人的なエルタMD UV リストア SPF40の印象

とゆうことで、従来品に加えて保湿成分や抗酸化成分・アンチエイジング成分を増やした日焼け止め、という印象です。日焼け止めを使うときは、色が自分にあるかとか、使い心地がいいか、という要素の方が重要だと個人的に思っているので、1本試してみるつもりです。どなたか既に使われた方がおられたら感想をコメントで教えてください!

日焼け止めの中の抗酸化成分に関しては、個人的には高濃度ビタミンC美容液の方が大事だし、優先するつもり。というのも、この日焼け止めの中の抗酸化成分がどれだけ皮膚の中に浸透して抗酸化効果を発揮するかは検証されてないですから。個人的には、高濃度ビタミンCEF美容液で皮膚内の抗酸化成分が飽和できる可能性が高いので、そっちをしっかり塗り塗りしようかと。使用感が気に入ったら、この新製品に乗り換える感じですかね^^;

まとめ

以上、読んでくださって、ありがとうございました!何か良い製品があれば是非是非情報いただけると嬉しいです。記事が参考になった場合は、好きマークを押していただけると励みになります。では、良い1日を^^

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