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動き出せないのは自分だけではない

企業勤めをしていると悶々としている
期間は長いはず。

悶々というのは
頑張りたいというわけでないが
辞めたいというわけではない。

何か取り組んでいるかといえば
していないので、したいかと言われれば
そういうわけではない。

世の中リスキニング、学び直しが
うたわれて、より感じる心の声。

動き出したいわけではないが、
動き出すべきなのかと悶々とする感覚。

それはまさに
「いつ結婚するの」とか
「家買うの」とか
なにか人の人生の選択に社会的要求が
入り込んでくる感覚だ。

判断してしまえば、楽なのだが、
聞こえてくる雑音は大きくなる。

心の中にある将来的な懸念点は
雑音により居心地の悪さを感じさせる。

何かに動いている時は
そんな雑音は聞こえないのだろう。

ただ動き出せないのは自分だけではない。
多くの人は動き出せない。

日本人は特に。

アメリカのギャラップ社の調べでは
熱意を持って仕事をしている人の割合が
139国中132位である。

隣の人もその隣の人も
みんなワクワクしていない。

ワクワクよりも
心配、不安、怒り、嫌悪の中
企業で仕事している。

人は石垣、人は城、事業は人なり。
終身雇用。

履き違えた優しさは
やる気やエネルギーを削ぐ結果に。

アジア太平洋の14カ国中最下位。
・現在の会社で継続して働きたい人
・転職意向のある人
の順位である。

その場で頑張りたい人もいないし
その場を変えて頑張りたい人もいない。

つまり動き出す人は稀でめずらしい存在なのだ。

そんな企業の中で生き生き働くには
自主的行動の制度化である。

自主的行動とは自己決定感
を感じることである。

大手企業は人的資本の投資の
開示義務があるので
徐々に制度化されている。

でも日本の9割以上は中小企業。
制度化が遅れる組織はまだまだ先の話し。

では中小企業にいれば、
いったい何をすれば良いのか。

副業である。
自分でなんでも選んでする。

自己決定感を感じる。
自己決定感に慣れると
次に見える世界がある。

それが本当に動き出した時の
ウェルビーングを感じる心だ。

基本的にサラリーマンが長いと
あと5年、あと15年、あと何年かなど。
退職までの年数と老後の蓄えと
ローンの残りと子育ての完了時期を
カウントダウンしながら、耐える。

しかしこれからはそうはいかない。
これまで日本的優しい会社は
ジョブ型や社員への投資が
始まっている。

投資にはリターンを期待される
じっと耐えることをさせないようになる。

この流れはまだまだ始まったばかりで
感じられない人は多いはず。

しかし気づいた時には
文句を言う人になっている。

企業内で逃げ切り戦略を狙っている人は
しっかりを計算しておかなければならない。

この流れは頭の良い人達が考えたシステム。
いつだって突然襲いかかる。時間の問題。

しかし捉え方次第でそのシステムが
心地良くなるのだ。

感謝することになるのだ。

なぜなら現在の自分は
何もしたくないだけの人だからだ。

自分だけではない。
先程の調査の通り、
隣の人もその隣の人も。

心配、不安、怒り、嫌悪の中で
耐えて働いている。

動き出せないのは自分だけではない。

さてこれからどうする。

以上






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