『あんな人になりたい』よりも『あんな人にはなりたくない』が人を動かす?
キャリア系セミナーや自己啓発本などに書いてあることって、
言葉は乱暴かもしれませんが、
時にキレイごとに感じる時があります。
本に書いてあるような、
すばらしくモチベーションの高い人たちばかりだったら、
そもそもマネジメントの必要なしだったりする訳で。
そうじゃない人たちが一定数いるから、
マネジメントが必要になる。
(もちろん、それだけではないです)
じゃあ、モチベーションの低い、
一定数の人たちを動かすものは何か?
『ああはなりたくない。』とか、
『あんな風にはなりたくない。』っていう、
めちゃくちゃネガティブなモチベーション。
反面教師という良い言葉がありますが、
まさに、それを提示すると動く気がします。
もともとモチベーション低い人たちって、
自分のために仕事している訳じゃなく、
ただ生活していくためだったり、
めんどくさかったりするだけで、
何かに疑問をもっても、
考えることを放棄してる人が多い。
そんな人たちに、あるべき論は通用せず、
右から左に流されるだけなのです。
悲しいかな。。
でも、そんな人たちもざわつく瞬間が、
人事異動や懲戒の話。
「えー!あの人飛ばされたの?!」
「うわ。懲戒で減給だ!かわいそー!」
って言いながら、ニヤニヤしてる始末。
人間の嫌な部分ですが、
人の不幸は蜜の味。
時折訪れる蜜に群がるのです。
それで、この会社で踏ん張るためには、
何をすべきかではなくて、
何をしてはいけないかを学び始める気がします。
恐怖で人をコントロールするのは、
吐き気がするほど嫌いなので、
私は絶対にしませんが、
組織運営である以上、
大なり小なりある話な気がします。