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(節約)サブスク、都度払い、どっちがおトク?公営プールの場合。
はじめに(おことわり)
以下、本文の内容につきましては、あくまで私個人の意見と考察です。
合理性や公平性を保証できるものではありません。念の為。
一昨日、プールに行った。
今月から、私は、月会費(サブスク)はやめた。
都度払い、つまり、1回1回利用料を支払うことにしている。
「え、それって無駄じゃない?」と思う人もいるかもしれない。
確かに、見方によってはそうだ。
しかし一方、見方によってはメリットもある。
その理由について、私なりに検証しよう。
ケース①:多忙等の理由で、行きたくない心理の場合。
サブスクの場合。
「いつの間にかお金が引き落とされてる」
→「いつでも使い放題だからお得だろう」
→「行っても行かなくてもいいや」
→「今日は疲れてるから、気分のいい時に行こう。月会員なんだし。」
→「今日も忙しかったから、明日にしよう。月会員なんだし。」
→「今日は体が・・・明日ね。」
→「今日はなんとなくやる気が・・・明日ね。」(以下、続く)
1月当たりの運動量:ゼロ。
支出:3000円。
都度払いの場合。
「行っても行かなくてもいいや」
→「今日は疲れてるから、気分のいい時に行こう。1回分節約できるし。」
→「今日も忙しかったから、明日にしよう。1回分節約できるし。」
→「今日は体が・・・明日ね。」
→「今日はなんとなくやる気が・・・明日ね。」(以下、続く)
1月あたりの運動量:ゼロ。
支出:ゼロ。
以上、比較してみると、どうであろう。
もちろんこれは、全く運動してないという、最悪の展開だ。
実は、ホントにこういう月が、冗談のようで意外と多かったのだが。
まあそれはさておき。
この場合なら、サブスクの方がお金の無駄だ、ということは明らかだ。
ケース②:「毎日、何があろうが必ずいく」場合。
サブスク(月額3000円とする)
月10回通ったとしても3000円。
月20回通ったとしても3000円。
月30回、毎日通っても、3000円ですむ。
都度払い(1回500円とする)
月10回で5000円。(サブスクより+2000円の損。)
月20回で10000円(サブスクより+7000円の損。)
月30回、毎日通えば、15000円。(サブスクより12000円の損。)
つまり、
「いつでも使い放題」に使える人は、サブスクの方がお得だ。
言い換えれば、
「毎日、何があろうと必ず行く」人ならば、サブスクの方がお得だ。
さあここで。
「なんだ、サブスクの方が安いんじゃない、やっぱり?」
と感じられる方も多いであろう。
確かに。
私も実際、長いこと、そう思ってきた。
しかし、現実には、さらに、ここに条件が加わってくる。
条件①:毎週1回は、必ず、定休日。
条件②悪天候、施設の機器故障などによる臨時休業が発生する。
この時点で、最低、月4回は使えない日が生じる。
つまり実質利用可能なのは、最大でも
30ー4=26日 となる。
さらにそこに加わって、臨時休館がけっこう重なってくる。
プール底面の破損、水深昇降機の故障などで、月あたり数日。
時期によっては、数週間にわたることも。
ちなみに、これら休館の原因として推察されるのは人手不足と予算不足。
大都市を除いた地方自治体は、どこも財政不足。
国内中で問題になってることだ。
つまり、今後、この手のトラブルはますます増加することが予想される。
条件③:「専用利用」のため、使えない日や時間帯がある。
「専用利用」というのは、スイミングクラブや部活などの団体利用、大会開催などだ。こういう日は、全面貸出になり、一般の利用者は使えない。
特に土日などの休日、こども・学生が学校から帰った後の時間に、専用利用となるケースが多い。
そして問題なのは。
普段フルタイムで働いているたいていの人たちもまた、
この時間帯くらいしか、
1日の中で使えない場合が多い。
つまり、こどもや学生にとって習い事やスポーツをやる時間は、一般のサラリーマンの退勤時間と重なってくる場合が多い。
「仕事が終わったあと、行きたい」時間に、ちょうどぶつかってしまう、というわけだ。
まあ例外的に、出勤時間前に使える24時間営業のジムとか、早朝公開をしているプールだったら話は別だが。(公営施設でも、大都市郊外などには、まれにある。うらやましい・・・)
③ ①②の影響で、当然、混雑する時間は、利用者の密度が高くなる。
言い換えれば、もう①②の影響がある時点で、
ウォーキングレーンコは、さながら運動会の全校競技のような高密度になる。
何十人もの大勢の人が水中をびっしり歩いて、昔の小学校プールでよく遊んだ「流れるプール」のような大渦を作る。
その横で、往復レーンで、水流にあおられず、自分のペースで泳ぐしかないのだ。
また、一般公開の時間でさえも、一部のコースが、ほぼ毎回と言っていいほど専用利用となっている。
つまり、一般公開だからといって、プール内で泳げるエリアは、相当、限定されるわけだ。当然さらに人同士の密度も高くなる。
私のように人とベタベタごった返すのがキライな人間にとっては、長時間集中して泳ぎたいと思っても、かなりのストレスになる。
集中しきれないから、体力は余ってるが早々と切り上げる。
気がつけば、利用回の大半は、そんなだ。
つまり言い換えれば、
「自分の都合で使いたいと思った時に、使えない場合が非常に多い」
「プール施設側の都合によって、自分の生活スケジュールが振り回される」
ということだ。
まとめ
サブスクの方がコスパが良い人。
・「1日中、水泳以外の時間は、いくらでも、変更や融通がきく」人。
・「水泳が生活の中心になっていて、記録向上を目指している」人。
いわゆるシリアスレーサー、競技志向の人だ。
・・・しかし、「それ以外」の人は、どうであろうか。
あとは、個々の事情により、お考えいただくしかない。
ちなみに私個人についていうならば、だ。
私は、毎日の生活の中で、やりたいことが、いっぱいある。
人生の残り時間で、とても全部やりきれないくらい、いっぱいの夢や憧れがある。
多分、どんなに歳を取っても、死ぬまでそれは消えない。
決して、コスパ至上主義で生きているわけではない。
「金と時間、どっちが大事か?」
と尋ねられたら、私は迷わず、
「時間!」と、答える。
人生の残り時間こそ、金以上に、はるかに大事だ。
私は、人生という時間を、存分に楽しみたい。
そういう人間だ。
ご参考までに。
2024.9.5
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