【仕事】ハシゴや塊をあれこれする
ラダーアップ・ダウン、チャンクアップ・ダウンのことです。
ラダーアップ・ラダーダウン
ラダーとはハシゴのことです。ハシゴを上がったり下がったりすることですが、何のことを言っているかというと、例えばユーザへのインタビューのときに質問の内容を抽象化することをラダーアップ、具体化することをラダーダウンといいます。
これによって表面的なインタビューではなく、抽象化と具体化を往き来しながらユーザが思っている本質的な価値や課題などを明らかにしていきます。
価値の仮説検証でインタビューするときにはこのテクニックは必須で、これがうまくできないとインサイトを引き出しにくくなります。
これはコーチングにも使えます。ということはセルフコーチングとして自分に向けてやることで自分自身に向き合って内省することもできます。
チャンクアップ・チャンクダウン
チャンクというのは塊のことです。塊を大きくしたり細かくしたりすることですが、ラダーアップ・ラダーダウンと似ています、というか言ってることはほぼ同じで抽象化・具象化のことです。
私はこちらの言葉をよく使います。
コーチングで学んだ中では質問を抽象化・具体化するときにチャンクアップ・チャンクダウンという言葉で教えてもらいました。
仕事をしてても話が細かくなってきたなと思ったらチャンクアップし、言ってることがフワッとしてて空中戦になってくるとチャンクダウンし、というのを無意識にやっていますし、「チャンクダウンしようぜ」とドヤ顔で(嘘)提案したりもします。
理解を深めるには往き来するしかない
チャンクにしてもラダーにしてもどっちでもいいんですけど、大事なのは上がり下がり、大きくしたり小さくしたりの繰り返しで問いかけたり考えたりすることです。一発で納得できる答えが出たり仮説が作れたり、構造化や言語化ができるわけではありません。
最近も今やっていることを1枚の図解でパッと分かるものを作れと言われましたが、抽象化と具体化を往き来しました。一回深く具体化してみて同じような括りで纏め直すことでものの見え方が整理されたり分かりやすくなったり、構造や言葉もすわりがよくなってしっくりくる感触を得られます。
時間はかかるし頭は使うのですが、日常的にラダーでもチャンクでもいいので、上下や大小を往き来する習慣をつけておくとよいでしょう。
(こういうの、ChatGPTとかが得意そうだな…)