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なつかしさの正体とは?

今のマンションに引越してから1年以上が経った。

今のところに越してきてからテレビを置かなくなって、特に朝はもっぱらラジオをつけている。

今朝、そのラジオから懐かしいと感じる音楽が流れてきた。

懐かしいといっても実際は去年の今頃よく聴いていた曲だけど。

その曲というのは、ブルーノ・マーズの『リーブ・ザ・ドア・オープン』という曲です。

この曲自体、僕なりにどこかしら郷愁というか、懐かしさを感じる曲なんですよね。

初めて聴いたとき、初めてなのにどこかしら懐かしさを感じたのは不思議な体験でした。

確か去年の今頃にも今と同じようにラジオから流れてきていい曲だなと思った記憶がよみがえってきた記憶があります。

さらには、シンディ・ローパーの『All Through the Night』も流れてきて、この曲はもっともっと前に、もう20年以上も前によく聴いていた曲で、そんな曲が流れてきてもっと懐かしさを感じたのでした。

まあ、そのシンディ・ローパーをよく聴いていたころというのは、僕の中では超暗黒時代だったのですが、今となってはようやく、なつかしく感じられるようになってきました。

去年の今頃を思い返しても、あまりこれといって思い出す出来事なんてないのだけど、その後に待ち受けているしんどいことがあると思うとなんというか、なんとも言えない気分になる。

この気持ち、わかるかな。

あと、そういう懐かしい曲は、できるだけ聞きたくないという気持ちもある。

いやそれは嫌いとかでもなく、そのころを思い出したくないうわけでもなく、なんていうか、古き良き時代を思い返すときというのはそれ相応の、今の自分の状態が良い状態じゃないとというのがある。

「あのころはよかったなあ」としみじみ、振り返ることができる、思い返すことができる今の自分の状態じゃないと、なんだか嫌だなと思ってしまう。

このようなことに共感していただけるでしょうか。

今日は、そんなようなことを、聞こえてきた音楽を聴きながら思ったのでした。

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