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外的キャリアと内的キャリアの分断
ご無沙汰しております。
タイトルにもあるように、今回は外的キャリアと内的キャリアについて考えてみたいと思います。
ここまでの記事でも何度か触れてきたと思うのですが、今一度簡単ではありますがキャリアについて説明しておきます。
外的キャリアというのは、職業・職種、所属企業や担当業務、経歴・経験、資格といった仕事にかんする総称といいますか、仕事全般の目に見えるものとしての概念になります。
一方の内的キャリアというのは、仕事に関することだけでなく、日常生活も含む長い人生という意味合いでキャリアの言葉を使います。たとえば、これまでの経験で努力をしてきたこととか、その中でどのようなことを学んで、どのようなことを身につけてきたか。また、仕事でもなんでも、どのような姿勢で取り組んできたかといった物事への自分のかかわり方、考え方、思い、意図といったようなことも内的キャリアに含まれます。
これらはどちらが大事かということではなく両方とも大事です。就職や転職などの場合はこれらをうまくアピールことが求められます。
そこで、今回はこのようなキャリアにかんすることについて考えることがあるので記事にしてみようと思いました。
キャリアコンサルタントとして、さまざまな人の相談を受けます。属性でいえばさまざまな年齢の方や性別、また現在の状況や健康状態など千差万別です。相談機関によってもさまざまでしょう。
それで、その相談機関によってそのキャリアに関する考え方には当然違いがあります。特に、さまざまな職場で働いている人によってもキャリアに関するとらえ方は多様です。いくらキャリアコンサルタントといっても考え方は多種多様です。
しかしながら、これは私の個人的な意見ですが、支援者の中でもキャリアコンサルタント(国家資格)に対して懐疑的な見方をしている人も実際にいます。
特に、需給調整機関や人材紹介・人材派遣などの領域ではそういう傾向があるのかなと思うこともしばしばあります。キャリアコンサルティングでは、クライアントとの信頼関係構築や自律性といったことを重んじます。そのうえで、クライアントがどのような職業につくのがクライアント自身の人生設計において最良なのかをいっしょに考えていきます。
文字通り、伴走的支援ですね。
一方、場合によっては応募希望がすでにほぼ決まっていて、いわゆる手続きな事務的な対応をとることもままあるとは思います。
ここの考え方にやや私と違いがあるのかなと思うことがあります。
どちらかといえば、比較的事務的な対応をとる傾向が強い支援の現場で、上記の内的キャリアや信頼関係構築にたいする考え方に疑問をもっている人がいると感じられます。
私はここまで、どちらかちえばクライアントとの信頼関係構築を重要視している現場で働いてきました。
たぶんですが、どのような支援の現場でも、どのような人に対しても、たとえ事務的な対応が主となる支援の現場であっても、クライアントとの信頼関係は大事なのではないかと思えてなりません。
一人ひとりの内的キャリア、すなわち人生設計、キャリア観は何よりも重要なのではないかと思います。
たとえ、応募する求人が決まっていたとして、事務的対応のみで大丈夫だったとしてもこのような考えかたは必要なのではないでしょうか。
まあ、画一的な考え方でもって業務にあたることは危険なようにも思いますが、このようなことは私の仕事に対する核となる部分なのかなと思います。
それでも、柔軟なとらえかた、考え方をもつことが必要でもあります。
なにかとりとめのないような散文になってしまいましたが、私の言いたいことが伝わったでしょうか?
もしご意見などございましたらお気軽にコメントください。
今回はここまで。
ありがとうございました。
また次回よろしくお願いします。