レッスン着の選び方
ベリーダンスを習いたいと思った時に出てくる疑問の一つに、「練習する時は何を着ればいいのか」というものがあります。体験レッスンでは「動きやすい服装」を推奨されると思いますが、この時点では家にあるジャージやレギンスにTシャツで充分です。身体にフィットする方がより良いですが、わざわざ買う必要はありません。でも実際にレッスンに通うようになると、より適したウェアがあったほうが動き方がわかりやすいです。そこで、ベリーダンスのレッスンウェアにはどんなものがあるのか、またそれぞれどんなメリットやデメリットがあるのか書き出していきたいと思います♪
ヒップスカーフ編
ヒップスカーフは、読んで字のごとく「腰に巻くスカーフ」です。あの、シャラシャラしたアレですね。ベリーダンスといえば!というくらいのアイテム。こちらは様々なタイプがあります。
コイン付き
薄い金属製のコインモチーフが沢山ついてシャラシャラ鳴るタイプ。定番すぎて古く思われがちですが、初心者さんが自分の動きを確認するのには最も適しています。そこそこ長くやっていて最近使ってないという人にも、時々つけて練習してほしいくらい。コインが少なすぎるとあまり意味がないし多すぎると重いので、隙間なく連なったコインの列が2段くらいあるものが個人的には使いやすいと思います。丈も様々ですが、お尻が完全に隠れるものはレギンスに合わせたい人やお尻のラインを出したくない方に人気です。音がうるさいのと持ち運びが多少重いのがデメリット。
プラスチックコインタイプ
カラフルで薄い、プラスチック製の丸いコイン大の飾りが沢山ぶら下がっているもの。動くとカサカサ音がします。キラキラして可愛らしいです。軽量なので持ち運びが便利ですが、長く使うとコイン表面のコーティングビニールが剥がれてくるというデメリットがあります。
完全布タイプ
総レースだったりコットンの布だったりしますが、プラスチックや金属のコインがついていなくて音が鳴らないもの。ビーズ飾りくらいはついているかもしれないです。このタイプはとにかく軽量で小さく畳めることと、ビーズもついていない場合は洗濯もできるのが利点。家にある使っていいない薄手のストールで代用もできます。ただ音がしないので、動きの確認には適していないです。私は早く上達したい初心者さんにはあまりお勧めしないです。例外として、音がうるさいのが嫌という先生はあえてこのタイプを推奨するかもしれないです。
総ビーズタイプ
これはちょっとマイナーなタイプです。ビーズの素材はプラスチック・ガラスなど。どちらの素材でも見た目が華やかで豪華ですが、結びにくいです。特にガラスビーズはかなり重いので、相当キツく結ばないとヒップの動きでだんだん下がってきます。そして総ビーズは糸が切れてしまうと最悪バラバラになってしまう恐れがあります。落ちたビーズを踏んでしまうととても危険です。私は落ちていたガラスビーズの小さなかけらを知らずに踏んでいて、傷に入り込んでしまったことがあります(ToT)。 実用品というよりオシャレアイテムと考えた方がいいですね。
ボトムス編
フレアパンツ
ストレッチ素材で、裾が広がったタイプのパンツ。脚長効果があるので安定的に需要があるようです。裾にレースが入っていたり、スリットが入っていたりとデザインやシルエットが多様なので、気分を上げてくれます。裾スリットタイプは結んで履いたりもできるので、必要に応じて長さ調節しやすいです。脚のラインが綺麗に見えるということは、実際より上手く見えてしまうというデメリットもあります。
レギンス
脚のポジションが分かりやすいので実用性は一番です。ヒップスカーフを重ねたりすればお尻のラインも気にならないと思います。小さく畳めるのも嬉しい。最近は単色だけでなく個性的なプリントのものが沢山あります。ただ、デザイン性の高いものはサイズ展開が少ない気がします。かなり大柄な方はサイズがない可能性もあり。
ワイドパンツ
ワイドストレート・裾を絞ったハーレムパンツ・サルエルなど色々ありますが、身体を締め付けないので、お腹出してみたいけどウエストラインにお肉が乗るのがイヤという人や妊婦さんにはいいと思います。脚や腰回りのラインは完全に隠れるので初心者さんの練習にはあまり適してないです。オシャレ感重視したい時や身体のリラックス感が欲しい時用です。
レッスンスカート
数年前から流行り出したスカートタイプのレッスンウェア。ワンピースタイプの物もあります。スリット入りのロング丈なら衣装の裾捌きの練習にはなるかな、と思います。ミニ丈は脚のポジションが分かりやすいですね。ただ、前から疑問だったのですが…ナマ足でスカートの人ってストレッチの時とかどうしてるんでしょう?パンツ丸見えにならないのかなあ??鏡に向かってストレッチすると、他の人から結構見えちゃうと思うんですが∑(゚Д゚) 女同士でも気まずいので、レギンスとかオーバーショーツを重ねる事をお勧めします。
トップス編
ブラトップ
ユ○クロ等でおなじみですね。丈はスポブラみたいなショート丈からおへそが隠れるものまで様々。身体にフィットするならTシャツ型でもOK。
チョリ
ベリーダンスのレッスンウェアの代名詞的アイテム。ヘソ出し丈のトップスです。素材、デザインも多彩。オシャレ感出しつつお腹の動きがわかりやすいです。ブラトップと重ね着もできるので、チョリは着たいけどお腹は出したくないという人もトライしやすいです。袖がヒラヒラしてると若干邪魔な時はありますが、そこは好みもあるかと思います。レースやシフォン素材は耐久性がないので、レッスンウェアにお金をかけたくない人や、ガンガン洗濯したい人にはあまりお勧めしません。
それと普段の服のサイズが「Mサイズだと時々入らない」とかLサイズ以上の方、胸の大きい方は、初めからストレッチ素材を選んだ方がいいです。レッスンウェアはアジア圏で作られているものが多いのですが、フリーサイズとかMサイズ表記はハッキリ言って当てになりません(笑)。多分制作コストを安くするために布をケチっている??私は過去に何度か失敗しましたね^_^; ストレッチ素材でも時々やたらキツイものもあるので、返品交換できるかも含めてしっかり確認して購入しましょう!
Tシャツ
身体のラインがしっかり出るタイトなものならOK。派手な格好が苦手な人でも安心です。家にあるものでも対応できそうなので、手軽ですね。最初からあれこれ揃えずに、先生や他の生徒さんに聞いて少しずつ買うのも有りだと思います。地道にコツコツ、というのも長続きの方法ですからね♪
その他
オシャレ上手な人は、外資系ファストファッション店にあるような「これは何処で着ればいいのかしら?」と思うようなキラッキラのド派手なタンクやキャミソールをレッスンウェアに使う事もあるようです。お裁縫が得意な人は、もう着ない私服のブラウスやカットソーを短くしたり、素敵にリメイクしていたりも。動きやすければどちらもOKです!
ベリーダンスを始める時に必要な物は、手持ちのものでも割と代用できます。こんな初期投資の少なさも、習い事としての魅力の一つではないでしょうか。
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