【近況日報特別編】2025年02月09日(日)~10日(月)「1泊2日の大阪遠征で覚えていることたち」

02月09日(日)

06時半前に起床。
お茶を飲んだり、前日までにまとめた荷物をまとめたり、軽く準備をして駅まで出発。

今日はかくれどりさん主催の「タッグ!タッグ!タッグ!」という2人1組で挑む大喜利大会に出場する。パートナーは、ネタをする時の相方でもある本塁MAXさん。以前から「2人でタッグの大会に出たいですね」という話はしていた。

駅のホームで、髭を剃っていないことに気付く。「マスクをしているから良いか」とは、正直あまり思えなかった。ホテルでT字のやつを使って剃る自分を想像して、今から怖くなる。カミソリ負けしたくない。

広島駅までは、藤原さくらさんと日高七海さんのポッドキャストを聴く。

07時43分、新大阪行きの新幹線に乗る。指定席。
今度ライブに行く、GLIM SPANKYが昨年出したベストアルバムを聴いていた。

聴きながら「Dudes」ってどういう意味だろうと思い、検索。どうやら軽いスラングで「奴ら」みたいなことらしい。自分たちが生み出したものに「奴」を付けるのがジャルジャル以外にもいた。意外な共通項。

09時過ぎに新大阪駅に到着。地下鉄やJRを乗り換えて、我孫子町という駅まで行く。

「朝ごはん食べてないから、途中の駅でそばでも食べたいな」と思っていたら、乗り換える予定だった天王寺駅の構内に立ち食いそば屋があり、思わず歓喜。今の自分のためのお店だ。

我孫子町から少し歩いた所にある、「住吉区民センター」で、大会は行われる。初めて行くところなので、少し迷ったけど、大会を行う部屋になんとかたどり着く。

11時。
大会が始まる。

予選は各ブロックで3タッグが戦って、1組が勝ち抜ける。1問ごとに客席が面白かったタッグに投票して、1位だった組に20ポイント、2位に10ポイント入り、3問の合計で競い合う。

私たちは最後のFブロック。お米ワサビ・余馬タッグと、カタン・りくがめタッグと競い合う。正直厳しい戦いにはなると予想していたけど、申し訳ないが「この2人で大会に出る」というのが本来の目的。楽しめたらそれで良いと思っていた。

自分たちの番が回ってくる。3問行ううちの1問だけは、ヒントを元に選択できる。我々に出されたヒントは「バカにしてる」と「子供の行動」。「『バカにしてる』の方がなんとなく色んな角度から攻められそう」という理由で、「バカにしてる」を選択。

1問目は「刑務所から脱獄するゲームの、これ制作者は意図してないんじゃないか…?と思った、あまりにも簡単な攻略ルート」というお題。「『刑務所から脱獄するゲーム』って発想が面白いな~」と思って答えていたら苦戦していた。「普段の大喜利会だったらこれは少なくともウケるだろう」と自分では思っている答えは出すものの、なんだかズレたことを言ってしまっていた感覚がある。

2問目は「言ってる事は至極真っ当だけど、使ってる言葉が強すぎる女将」というお題。「女将」としか書いていないけど、多分旅館の女将だと思い、そっちの方面で攻める。しかしあまりウケない。これはお題のせいでは全くなく、なんだか他の人が作るお題とは、「ウケの的(まと)」が違う位置にあるみたいだった。感覚的な話だけど。

3問目は自分たちで選んだお題。「ありとあらゆる計画がうまくいかず何もできないまま逮捕されたバスジャック犯をめちゃくちゃバカにしてるニュース番組」というもの。初っ端から横のりくがめさんの「アマチュアお笑い芸人逮捕」という回答が聞こえてきて、めちゃくちゃウケていて、焦りはしなかったけど「どうしよう」と思った。

結局、我々は3問で1票も得られず、敗者復活に回ることに。
ただ、不思議と悔しさよりも楽しさの方が上回っていた。ちなみに、このブロック勝者は全お題で1位を獲っていたお米ワサビ・余馬タッグ。

休憩時間に、会場の外で前日までに買っておいたパンをほおばる。ハゲイナズマさんから「どこで食べてはるんですか!」とツッコまれた。

敗者復活戦は4タッグ1問6分。どのブロックも、2人で一つの答えを出すお題である。

Aブロックに組み込まれた我々に出されたお題は
遊園地の中の設定を忠実に守りすぎている来場者「◯◯◯」
その熱量に全然ついていけてないスタッフ「△△△」
というセリフお題。

とりあえず、私がフリの部分を考えることに。最初「遊園地」を「動物園」と勘違いしていて「うわ~ゾウだ~!」と書いていたが、途中で間違いに気付いて変えられたのは良かった。

とはいえ、手数は出すものの、ここもウケずに1票獲得だけで終わってしまった。正直なことを言うと、もっと本塁さんと大喜利したかったし、広島から来て強い所を関西の人に見せたかったけど、こればっかりは仕方ない。

本戦を観戦する。大喜利のお題は「作った人が普段見ているもののどこにおもしろを見出しているか」が出やすいけど、かくれどりさんのお題は「この出来事のここが面白いと思っているんだな」というポイントが如実に出ていて、お題や出てくる回答を見ているだけでも楽しい。

優勝は、吉永・marusaタッグ。決勝戦の途中でmarusaさんがとんでもないウケ方をするゾーンみたいな時間があったのは覚えている。

さて、ここまで書いたのが「タッグ!タッグ!タッグ!」の1組目。
今度は今までのタッグを全部ばらして、抽選で新しいタッグを組みなおし、予選、敗者復活戦、本戦、決勝戦という全く同じ工程を行う。

このスケジュールだから、開始も11時と早かった。

まずは抽選の時間。「タッグ!タッグ!タッグ!」2組目のタッグが、くじによってどんどん決まっていく。本塁さんは、トドのつまみさんと組むことに。おそらく初対面だろう。

なかなか名前が呼ばれない。呼ばれたのはDブロックの3組目で、この日初めてお会いする絵描き歌さんと組むことに。組まれた瞬間「どうなるんだ!?」「予測もつかない」というニュアンスの笑いが起きた。

絵描き歌さんは年下の方で、「1組目」ではソトノトスさんと組んでいた。まだまだ生大喜利の経験は浅いらしく、緊張されていたので、「出来れば楽しんでもらいたいな」と思った。

Dブロックが始まる。対戦相手は、チビタダンサブルダンス・バームクタッグと、3104・あるとタッグ。

我々に出されたヒントは「落語」と「意味不明」の2つ。絵描き歌さんが落語がわからないとのことなので、「意味不明」を選択。

1問目は「逆に、ヤドキング以外全てのキャラクターの声を浜田雅功が担当しているポケモン映画」というお題。ポケモンの劇場版第2作目にまつわるお題だ。

ここで出した「ヤドキングは山寺さんがやっている」という回答を、後から吉永さんに褒められたけど、3104・あるとタッグがウケまくって票をかっさらい、我々は0票に終わる。

2問目。「1頭だけ明らかにサイボーグだろって馬がいる競馬」というお題。これはどう攻めたら良いか、考えるのが難しかった。「サイボーグってどこまで出来るんだろう…?」と、サイボーグ馬の限界を勝手に決めてしまったのがいけなかった。ここでも3位でポイントは得られず。

3問目は「変な小学校の変なクラスの中で一瞬だけ流行っていた「意味不明なタイミングでトイレに行く」「意味不明なタイミングでトイレに居る」というノリ」というお題。

このお題に「トイレが多いから出来ること」という回答を出して、ようやく大きなウケを獲ることに成功。2票獲得して、2位になって10ポイントを得る。

敗者復活戦へ。ここも先ほどとルールが同じ。出されたお題は「ヒカキンがコメント欄を封鎖した動画のタイトルと、封鎖した理由」というもの。

一旦絵描き歌さんにタイトルを考えてもらおうとしたけど、難しそうだったので、私がYouTubeの動画によくありそうなタイトルを考える。それをフリにして、絵描き歌さんが何度かウケてくれたけど、キツル・中木光タッグが何度も爆笑を獲り、ほぼ満票で突破。仕方ない。

休憩時間に、チビタダンサブルダンスさんと少し話す。以前薦めてもらった古典落語「真田小僧」を聴きましたと伝える。チビタさんには以前から、なぜか落語をするように勧められている。

本戦、決勝戦と、お米ワサビさんとバームクさんが暴れる中、真正面からお題に立ち向かった白滝BOX・余馬タッグが優勝。

余馬さんに、「優勝おめでとうございます」と伝えに行く。会うこと自体が久しぶり。余馬さんから「ナカノさんは誰もやってない大喜利をしている」と言われて、そんな自覚無かったから「そう見えてるんですか…?」という気持ちになった。多分その一言はしばらく覚えている。

区民センターを出ると、すっかり夜になっていた。長丁場だったけど、なんとか集中力を切らさずに乗り切ることに成功。

余馬さんと話しながら、飲食店がある方向へと数人で進んでいく。最終的に、余馬さん、ジャスミンさん、ジャミーンさんと私の4人でロイヤルホストへ。この4人が揃うのは2023年5月の「Another The OrderⅢ」以来。

店内は混んでいなかった。メニュー表を見る。私は米料理と最初から決めていたので、オムライスに即決。

4人で食事をしながら、大喜利とかお笑いの話をする。こんな共通点の無いメンバーでも話題はあることにちょっと驚いた。ジャスミンさんは「Jナカノとベランダの交流日記」をたまに読んでくれているらしい。

しばらくして店を出て、あびこ駅から乗って動物園前駅で降りて、東横INNでチェックインを済ませる。今回は割と安く泊まれた。

ダラダラした後、シャワーを浴びて就寝。

02月10日(月)

6時頃に起床。すっきり起きれた感覚がある。
朝食バイキングで、お盆の上に味噌汁をこぼす。まだ目が覚めていない。

しばらく室内で過ごした後に、難波へ向かう。
10時30分に、昨日出場していた3104さんと白滝BOXさんと会う予定があった。

時間通り全員集合して、難波を歩く。

普通のとネギ大盛りの2種類のたこ焼きを、熱さに負けじと食べた。

なんばグランド花月に寄って、吉本のグッズショップへ。
新喜劇の根強い人気をひしひしと感じた。

「うどんが食べたい」という私のリクエストにより、昼食はかすうどんで有名なお店へ。
カウンターだけの小さなお店で、うどんは美味しかった。

ここで私は別れて、九条の映画館「シネ・ヌーヴォ」へ向かった。
昨年チェックしていたのに見逃していた、濱口竜介監督作品「悪は存在しない」を観るためだ。

シネ・ヌーヴォは、住宅街に突然現れる。

入り口

階段を降りると、1階にメインのシアターがあって、「悪は存在しない」は2階の「シネ・ヌーヴォX」で上映されるとのこと。

シネ・ヌーヴォXは、レンタルスペースに椅子を20個くらい並べたような小さなシアターで、自分以外にお客さんは1人だった。

「自然」と「人間」の区別をつけずに、どっちも大事に撮っているように見えた。作中で起きるようなことが、現代の日本でもあるとして、「じゃあ結局誰が悪いのか」は、いくら考えても納得のいく答えは出ないだろう。

だからといって、考えるのを止めるというのは、酷というか愚かな話である。芸能事務所の2人の車中での会話と、説明会のシーンが印象的。

映画館を出て、電車を乗り換えながら新大阪へ。
新幹線のホームで待っていると、昨日即席タッグを組んだ絵描き歌さんから「すごく楽しかったです」とのリプライが。「それなら良かった」と思い、リプライを返す。

新幹線に乗車。
小出祐介さんと南波一海さんのポッドキャスト「こんプロラジオ」を聴く。

18時に広島駅に到着。帰宅したのは19時前。

楽しかったけど、もっとウケたかったな。それ言いだしたらきりがないか。


今回のnoteを書くにあたり、こちらの記事を参考にさせて頂きました。
かくれどりさん、楽しい会をありがとうございました。

また大阪行きます。広島から全国へ。

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Jナカノ
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