【カルチャー雑感】2023年03月19日~25日の音楽、書籍、YouTube、ポッドキャスト
この一週間でふれて、印象に残ったものの感想です。
音楽
Saboten Neon House「一杯分のコーヒー」(シングル/2023)
4人組バンド、Saboten Neon Houseの新曲。1970年代のフォークミュージックをルーツに持つ彼らの楽曲は、どこか懐かしさを感じるが、決して過去の名曲の真似事にはなっていない。今泉力哉監督作品のエンディング曲のような、ゆったりとした優しい楽曲。
書籍
「老いた殺し屋の祈り」(マルコ・マルターニ著,飯田亮介訳/2021)
ある日突然その身を襲った心臓発作から生還した、還暦をとうに越えた殺し屋オルソは、生きているうちに生き別れた恋人と娘に会いたいと願うようになる。同じく年老いた仲間と協力し、情報を頼りに元恋人たちが住んでいるという町に向かうが、道中の列車内で突如男に襲われる。
ハードボイルドでアウトローで、でも読む人を選ばない小説。読んでいる最中は夢中になっているので気が付かないが、読み終わってから「面白かった…!」とようやく思える余裕が出来た。暴力的なシーンもあるが、オルソの人に対する「愛」がテーマとして一貫しているなと思った。
YouTube
8月22日の彼女「【作業用】8月22日の彼女がポケモンSVやりながら喋るだけの動画」
FANと千代園ジャンクションによるフリーのお笑いコンビ「8月22日の彼女」が、最新のポケモンをプレイしながら喋る動画。ポケモンは初代からプレイしているFANに対して、千代園ジャンクションは今回がポケモン初プレイとのこと。個人的にポケモンからは長いこと遠ざかっていて、ゲーム実況の動画自体もほぼ観ないけど、最後まで楽しく観れた動画。二人の大したこと話していない空気感も良い。
ポッドキャスト
又吉直樹の芸人と出囃子「#20 ダイアン」
当番組初の、又吉さんと同期のゲスト。普段この番組で話しているような、それぞれの音楽遍歴もそこそこに、飄々と関係ない話をするユースケさんと、それに笑いながらツッコむ津田さんが、普段のダイアンのラジオの感じっぽくて面白かった。
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