#3. コロナ渦による計画中止と"2度目"の計画
🎈計画中止
2020年の年明けぐらいから、中国で武漢ウィルスという病気が蔓延しているとニュースが流れ出した。
パーミットを取得した2月はまだ対岸の火事であったが、その病気は4月になると世界中に蔓延しだし、コロナウィルスと呼ばれるようになる。世界的に渡航規制、入国規制が行われていき、ぼくらも日に日に肌で事態の深刻さを感じるようになっていた。
そして6月、残念ながら事態は好転せず悪化する一方……ぼくらは泣く泣くキャンセルすることを決めた。
この頃はアメリカに渡航したとしても2週間隔離されるので、明らかに日数が足りなくなってしまったためだ。
こうして計画は予想もしなかった横槍により呆気なく頓挫し、パーティは解散してしまう。
🎈再チャレンジ
しかしどうしても諦めきれなかったぼくは、虎視眈々と再チャレンジのチャンスを狙っていた。そして2022年の春頃、コロナの状況が落ち着いてきたことから再チャレンジを決意し、2022年から2023年にわたって計画を立て直した。
今度の計画はこうだ。
計画のポイントはこう。
歩くルートを決めたので、次はパーミットの取得だ。なんせ一度経験済みなのでお手のものである。
そして誰かと感動を分かち合いたかったため、一緒に歩くパートナーを探した。ひとり頭に浮かんだあっこさんに声をかけてみるも、冗談だと思われてしまう。根気よくプレゼンを続けて、OKをもらえたのが2022年の年末であった。
🎈レイバー・デーにご注意を!
ちなみに今回の計画を立てていくにあたって、ぼくらは「LONG DISTANCE HIKERS DAY 2023」というイベントに行ってきた。
そこでは歩く予定の、2023年におけるHigh Sierraの雪の状況や、トレイル上の食事に関するTIPS、ロングトレイルハイカーの体験談などを聴くことができたのだ。
そのなかで、レイバー・デー (Labor Day)という9月の第一月曜日の祝日の情報を聴けたのがとても大きな成果だった。アメリカではその日を過ぎると、バカンスを楽しんでいたひとたちが仕事や学校に戻るため交通機関が一気に少なくなるという。
ぼくらは当初9月上旬に渡米を計画していたため、危うく交通手段が少ない状況でトレイルヘッドへのアクセスを強いられるところだったのだ。道理で9月のMammoth行きのバスを調べても出てこないわけだった。
ということでトレイルヘッドへのアクセスを8月中にすべく渡米時期を8月後半に変更した、ということがあったのである。(行きだけ計画通りいけば、帰りは最悪ヒッチハイクやUberでもいいかなと思っていた)皆さんもレイバーデイには十分ご留意のうえ計画していただきたい。
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